四季咲きのバラは春から晩秋まで花を咲かせてくれるのが魅力ですね。
とはいえ、手入れを何もしないでほうっておいたら何度もキレイな花を楽しむことはできません。
今回は、春に花が咲き終わったあと次回もきれいな花を咲かせるための手入れ方法を紹介します。
バラの花後の手入れ【花を切るタイミング】
せっかく咲いてくれた花は、長く咲かせて楽しみたいですね。
しかし、あまり長く咲かせておくと、バラの養分が花や実に送られてしまい次の花があまり良く咲きません。
咲き終わった花は早めに切り取りましょう。
花を切るタイミングは、花びらに傷みがみられるころ、咲ききって落ちてしまう前です。
早めに切り取るほうが株の生育は良くなります。
花びらが傷むまえに早めに茎を切って花瓶に飾ってあげるといいですね。
バラの花後の手入れ【切り戻し剪定】
花が咲いた後、どこから切ればいいのか悩んだことはありませんか?
四季咲きバラのほとんどが「房咲き」といって1つの枝の先に4~7個くらいのツボミが付きます。
咲き終わった順番にひとつずつ花がらを切っていきましょう。
全部終わったら、咲いた枝の元から半分くらいを目安に切ります。
切るときは葉を残してあげることを忘れないでください。
残す葉の上の5mmから1cm上で切りましょう。
株をコンパクトにしたい場合は、もっと短く、元から葉2枚の位置で切ります。
バラの花後の手入れ【植え替えと肥料】
花がひととおり咲き終わったら植え替えをします。
株をさらに成長させるために今まで使っていた鉢より1サイズ大きい鉢を使いましょう。
花後に大きな鉢に植え替えることで株が充実して秋に再び花が咲いてくれます。
お礼肥(おれいごえ)
一番最初に咲く花(一番花)が咲き終わったときに与える肥料のことを「お礼肥」といいます。
植え替えが終わったら、固形の緩効性化成肥料を与えましょう。
さいごに
「四季咲き」とは、生育期間中に一定の気温以上であれば伸びた枝先に必ず開花が起こる性質をいいます。
春に咲いたあと秋まで繰り返し花を咲かせてくれるのが魅力ですね。
ただ、夏に咲く花は、暑さのため、その品種がもともと持っている色や大きさが出ないこともあります。
暑さの厳しい夏は花を咲かせず株を休ませ、秋に花を咲かせるほうがよいのかもしれません。
もちろん、夏に自然に咲く花を楽しんでも大丈夫。
お好みに合わせて、自由にバラを楽しみましょう。
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