ネットでバラ苗を購入しようと見ていたら新苗と大苗があることを知りました。
違いはなんなのでしょうか?
また、バラ初心者が育てやすいのは、どちらなのかも気になったので調べてみました。
バラの新苗と大苗の違いとは?
値段だけを比べれば、新苗のほうが安いのですが、その違いはどこから来ているのでしょうか。
バラの新苗とは
秋から冬にかけて接ぎ木した苗が、芽を伸ばし4月まで育てたものが新苗と呼ばれます。
一年たっていないので「一年生苗」、また、春先に店頭に並べられるので「春苗」ともいわれます。
高さは40~50cmで、根も枝も細いのが特徴です。
・値段が比較的安い
・花をつけた苗も多く、どんな花が咲くのか目で確かめられる
といったメリットがあります。
バラの大苗とは
接ぎ木をしてから農場で1年間育てたものが大苗と呼ばれます。
「二年生苗」「秋苗」ともいわれます。
一般的には、秋の終わり頃から出回るようになります(寒冷地は3月頃が多いそうです)。
1年間育てられている苗なので、根が太く枝もしっかりしているのが特徴です。
・値段が高い(新苗の倍以上することもある)
・花はほとんどついていない
どんな花が咲くのかは苗についているラベルを見て想像するしかありません。
ちなみに、鉢植えバラとして売られているのは、それ以上育て上げられた3年もの、4年ものです。
バラの新苗と大苗、初心者向けはどちら?
バラ初心者は、新苗と大苗、どちらを選べばよいのか迷いますね。
一般的には次のようにいわれています。
新苗:バラ栽培に慣れていて、安い値段で購入したいという人
大苗:バラを始めて育てる、バラの栽培に慣れていないという人
ちなみに、初心者には新苗がオススメという専門家もいます。
値段が安く、苗そのものが若くて元気なものを入手しやすいというのが理由です。
新苗はバラの育て方を初めから覚えられるメリットがありますが、失敗して枯らす可能性も大きいです。
バラを育てるのが初めてという人は、間違いなく花を見られる確率が高い大苗を育てるほうが安全なのかもしれません。
花を楽しめる時期
新苗にとって花を咲かせることは大変な負担です。
花をつけた新苗を購入したら、なるべく早く花を取りましょう。
同様に、新苗を育てているうちにツボミがついたら、早めに摘み取ります。
ある程度、株が充実してくる秋まで待たなければ良い花は見られません。
大苗は、秋に植え付けると翌年の春から花を楽しむことができます。
バラの新苗と大苗の違い まとめ
今回は、バラ初心者の私が新苗と大苗の違いと初心者向けはどちらなのかについて調べたことをまとめました。
一般的に、初心者が育てやすいのは大苗なんですね!
でも、春にホームセンターや園芸店で値段が安いバラの新苗を見つけたら、つい購入してしまいそうです。
手入れの時間をしっかり取れるなら、新苗にチャレンジしてみるのもよいかもしれません。
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