梅雨が明けると夏本番。厳しい暑さがやってきてバラも夏バテしやすくなります。
バラの夏バテ対策や復活方法に関する情報をまとめてみました。
バラの夏バテ対策は?
水やり
7月に入ったらしっかりと水やりをしましょう。
水が不足すると、葉が黄色くなって落ちたり枯れたりします。
鉢植えの場合は、1日1回を目安にします。
ポイントは、鉢底から流れ出てくるまで、たっぷりと与えること。
熱くなった鉢土のなかを通過して高温化した水が先に押し流されます。
すると、鉢土の内部が冷えて、根の傷みを早く回復させることができます。
庭植えの場合は、土が乾いていたら1日1回を目安に。
気温が高くなる日中を避け、涼しい早朝か夕方以降に行います。
⇒ 植物の水やり基本!時間や方法、タイミングは?絶対にやってはいけないことは?
マルチング
真夏の直射日光が株元に当たると地面の温度が上昇して根が傷みやすくなってしまいます。
株元に直射日光が当たらないように工夫しましょう。
マルチングをすると暑さ対策と雑草対策ができます。
鉢植えは、土の量が少ないので、鉢内が50℃以上の高温になってしまうこともあります。
鉢の下にレンガや木材などを敷いて、鉢底と床面の間に隙間をつくるようにしましょう。
地面から伝わる熱を防ぐだけでなく鉢の下に風が通るので蒸し暑さを和らげることができます。
害虫対策
夏場に気をつけたい害虫はハダニです。
ハダニは葉から養分を吸収するので、被害にあうと葉が錆びたような状態になって弱ってしまいます。
専用の薬剤を使って対策をしましょう。
夏バテしたバラを復活させるには?
・黄色い葉が少し出ている
・葉先が茶色くなっている
そんな場合は、高温と土の乾燥で夏バテ気味と言えます。
下半分の葉が黄色くなり枯れ落ちている場合は、重症の夏バテです。
夏バテの症状をおこしている株は、生育を停止しているか、それに近い状態になっています。
ポイントは「水やりは控えて肥料を与えない」ことです。
水や肥料の与え過ぎは、かえって根を傷めて、株が枯死する原因になるので気を付けましょう。
鉢植えなら、半日陰や西日の当たらない場所に移動させて鉢土を乾かし気味に管理し肥料は与えません。
体力温存のため、ツボミがついたら全部摘み取ります。
さいごに
暑くなると、バラも何となく元気がなくなってくるようにみえますね。
ほとんどのバラの場合、暑くなると花が小さくなったり色が褪せてくることが多いようです。
イングリッシュローズのように涼しいところで生まれた品種の中には高温多湿の日本の夏になると休眠状態になって動きが止まるものも
あるといわれています。
育てているバラが夏バテしていないかチェックして元気に夏越しさせてあげましょう。
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