鉢植えにしているバラの葉が夏になると黄色になって落ちてしまうことがあります。
考えられる原因と対策をまとめてみました。
バラの葉が夏に黄色になって枯れる原因
考えられる原因には次のようなものがあります。
・水不足
・根腐れ
・根詰まり
・鉢が小さい
・肥料やけ
・黒星病(黒点病)などの病気
・コガネムシなどの害虫
原因はさまざまあるので、ひとつずつチェックしてみましょう。
バラの葉が枯れるときの対策
【夏の暑さ】
鉢内の温度を下げる対策が必要です。
すのこやレンガ、ブロックなどの上に置き、鉢底に隙間をつくりましょう。
夕方に水やりするときは、鉢の側面にも水をかけて鉢土を冷やしましょう。
バラの鉢に直射日光が当たらないよう他の植物の鉢を寄せて置くのもおすすめです。
【水やり】
葉が黄色味がかってきたら、水不足の証拠です。
乾燥で根が傷んでしまうと1週間から10日ほどたってから葉が黄色くなって落ちてしまうこともあります。
朝夕たっぷりと水を上げましょう。
【根詰まり】
根詰まりすると葉が落ちます。
根をいじらないよう気をつけて2回りほど大きな容器に植え替えましょう。
冬に葉が落ちたら、根を崩して新しい土で植え替えます。
【肥料やけ】
厳しい暑さが続くとバラは休眠状態になってしまうこともあります。
休眠状態のバラに春と同じように施肥を行うと根がダメージを受けて肥料やけを起こしてしまいます。
7~8月は規定量の1/3に減らして肥料をやりましょう。
【黒星病(黒点病)】
黒褐色の斑点ができ、徐々に黄色くなって落葉するのが黒星病です。
定期的に殺菌剤を散布しましょう。
【ハダニ】
ハダニは葉裏について樹液を吸う虫です。
発生すると葉に元気がなくなり全体的に白っぽくなって、放っておくと落葉します。
専用の駆除剤を散布して退治します。
さいごに
バラの葉が次々と黄色になって落ちていくと本当に心配になりますね。
特に、猛暑で気温が35度を超えてしまうような日は暑さによるダメージも大きいです。
一口に葉が落ちるといっても、黄色になってから落ちる、ぐったりとしおれてから落ちるなどのパターンがあります。
また、黒い点々が葉に現れることもあります。
どんな風に葉が枯れてきたのか、こまめにチェックして早期発見、早期対策をしていきましょう。
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