ギョリュウバイの育て方!剪定時期と方法は?

ギョリュウバイの花

ギョリュウバイは秋の終わり頃から梅に似た花を咲かせる樹木です。

鉢植えや庭植え、生垣などに利用されます。

この記事ではギョリュウバイの剪定など育て方のポイントを紹介します。

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ギョリュウバイの特徴と品種

ギョリュウバイの白い花

ギョリュウバイはフトモモ科の常緑低木。

ニュージーランドやオーストラリアが原産地です。

漢字では「御柳梅」と書きます。

名前の由来は、葉の形が樹木の「御柳(ギョリュウ)」に似て、梅のような花を咲かせることから。

別名、レプトスペルマム、ネズモドキ、ティーツリーとも呼ばれます。

樹高は、30~400㎝。

開花時期は、11月~5月頃。

花色は、白色、薄いピンク色、紅色など。

一重咲きや八重咲きの品種がありますが日本では品種名で販売されることは少ないようです。

細い枝を伸ばして密に茂るので生け垣に利用されることが多いです。

ギョリュウバイの育て方

日当たりが良い場所で育てましょう。

冬に花が咲いた鉢植えを購入した場合は室内で日当たりのよい窓辺などに置いて管理します。

暖地などでは強い寒さや霜が当たらない南向きのベランダで楽しむこともできます。

夏の間は戸外の風通しのよい日なたで管理します。

ギョリュウバイの株の植え付け適期は3~5月です。

冬越しの最低温度は-5℃。関東地方より西の太平洋側の平地では庭植えできます。

強い乾燥を嫌うため夏に強い西日が当たらない半日陰の場所に植えましょう。

株元が乾燥しないよう腐葉土で覆うとよいです。

水はけのよい土質を好みます。

庭植えするときは用土に腐葉土や完熟たい肥を混ぜておきましょう。

鉢植えの場合は、市販の花と野菜用培養土を使うと簡単です。

水やり

庭植えの場合は特に必要ありません。

鉢植えの場合は土の表面が乾いたら多めに水を与えます。

乾燥と過湿が苦手です。水切れと共に水のやり過ぎにも注意して下さい。

肥料

肥料は春と秋に少量の緩効性化成肥料を株元にまいておく程度で十分です。

植え替え

適期はヤエザクラが咲いてから2ヶ月くらいの間です。

根詰まりしやすいため2年に1度を目安に行いましょう。

株を引き抜いたら古い土を軽く落として根を少し切り詰めてから植え替えます。

10日くらい日陰に置いてから日当たりよい場所に戻します。

病害虫

特にかかりやすい病気や害虫はありません。

増やし方

一般的に挿し木で増やします。

10~15cmの長さに切った枝を鉢に挿し明るい日陰で管理します。

根が生えるまで乾かさないよう水を与えます。

ギョリュウバイの剪定時期と方法

ギョリュウバイのピンクの花

夏までに翌年の花芽が出来ます。

強い剪定は、花後すぐ行います。夏前には剪定を済ませましょう。

ギョリュウバイは、よく枝を伸ばし密に茂る性質を持っています。

そのため株の内部にまで日が当たらず風通しも悪くなってしまうことがあります。

混み合った枝を間引き、内側に向かって伸びる枝や絡み枝などの不要な枝を切り落とす「すかし剪定」をします。

樹高を低めにしたい場合は、花が咲いた後に下から約1/3の高さに毎年切るとよいでしょう。

ギョリュウバイが枯れる原因と対策

ギョリュウバイ

考えられる原因は、過湿と乾燥、風通しの悪さなどがあります。

ギョリュウバイの葉は堅くて乾燥してもしおれません。

そのため水切れしても気がつかないことが多いそうです。

完全に水切れさせると葉が落ちて枝が枯れてしまいます。

寒冷地では寒さで枯れてしまうので冬は鉢植えで管理する必要があります。

さいごに

ギョリュウに似た葉をつけ梅の花に似た花を咲かせるからギョリュウバイ

分かりやすいネーミングですね。

しかし、梅の花は知っていても「ギョリュウ」という木を知らないのでイメージしづらかったです。

最初は「魚柳梅」という漢字なのかと思ってしまいました。

ちなみに、ギョリュウバイはマオリ語でマヌカと呼ばれているそうです。

健康や美容に効果があると言われている、あの「マヌカハニー」はギョリュウバイから採取したハチミツのこと。

どの品種なのかは分かりませんがハーブとして扱われているものもあるようです。

剪定した枝葉はハーブティーとして利用できるみたいですね。

花だけでなく葉も利用できると知って育ててみたくなりました。

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