ジャーマンアイリスの花後の手入れ方法は?【特徴と育て方まとめ】

ジャーマンアイリス

ジャーマンアイリスは虹の花とも呼ばれるようにカラフルな花を咲かせる植物です。

花が咲き終わったら花茎は切っても良いのでしょうか?

来年も花を咲かせるために必要な花後の手入れと育て方のポイントをまとめました。

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ジャーマンアイリスの特徴

ジャーマンアイリス

ジャーマンアイリスの原産地はヨーロッパ。

ハナショウブやカキツバタと同じアヤメ科の植物です。

1800年代に、ドイツやフランスなどで品種改良が行われて誕生しました。

オランダで育成されたダッチアイリスと並びヨーロッパのアイリスを代表する園芸品種です。

和名:ドイツアヤメ
別名:虹の花、レインボーフラワー

・大きくて豪華な花を咲かせる
・花色が豊富
・良い香りがする
・暑さ、寒さ、乾燥に強い
・病害虫にも強い

花の大きさは約20㎝。内側の3枚の花びらは立ち、外側の3枚の花びらは下に垂れ、基部にヒゲ状の突起があるのが特徴。

葉は幅広で剣のように葉先が尖ります。

丸く大きな根茎(球根)が地際を横に這うように伸びて広がります。

開花期:5~6月
花色:紫、白、赤、オレンジ、黄、青、複色
草丈:20~100㎝

ジャーマンアイリスの育て方

ジャーマンアイリスの葉

日当たり、水はけ、風通しの良い場所で育てます。

土質は特に選びません。石が混じった荒れた土地や土手の斜面などでも育ちます。

弱アルカリ性の土を好みます。

植え付ける1週間以上前に石灰を混ぜ込んで酸性を中和させておくとよいでしょう。

鉢植えで育てる場合は雨の当たらない場所に置いてください。

植え付け

球根が半分くらい土の上に出るように浅く植えます。

全部土の中に埋めてしまうと球根が腐ってしまうので注意してください。

あまり水はけがよくない場所では土を15cm位高く盛って植えると良いでしょう。

株間は40~50cm間隔に1球くらいが目安です。

水やり

地植えの場合は、特に必要ありません。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

水を与えすぎると病気にかかりやすいので乾燥気味に管理します。

肥料

よほど痩せた土地でない限り、肥料を与える必要はありません。

窒素肥料が多いと病気が発生しやすくなります。

窒素分が少ない肥料を少量与える程度にしましょう。

ジャーマンアイリスの花後の手入れ

ドイツアヤメ(ジャーマンアイリス)の花後

咲き終わった花は早めに摘んでおきましょう。

次の花に養分がいき、きれいに咲きます。

花が全部咲き終わったら、花茎を株元から切り取りましょう。

花茎は放っておくと自然に枯れるので切り取らなくてもかまいません。

ただ、高温多湿は苦手で梅雨時には病気が発生しやすくなります。

病気を予防するために花茎は切り取って風通しを良くしたほうがよいでしょう。

枯れた葉を取り除く

春から秋にかけて、新しい葉が出ては古い葉が枯れていきます。

枯れた葉はこまめに取っておきましょう。

放っておくと、風通しが悪くなったり枯れ葉が腐ったりして軟腐病が発生する恐れがあります。

株元に雑草が茂ると日当たりや風通しが悪くなり、これも病気の原因となります。

生育期間全体を通じて雑草を生やさないようにします。

ジャーマンアイリスの植え替え・株分け

花後の手入れ

芽が混んでくると花つきが悪くなり病気も出やすくなります。

地植えの場合、3年に1回を目安に株分けを兼ねて植え替えましょう。

鉢植えの場合は、毎年新しい用土で植え替えます。

適期は、花後、梅雨が明けたあとの8月から9月。

寒冷地では冬までに根付くように早目に行います。

暖かい地域では10月でもよいでしょう。

春のジャーマンアイリス
【作業手順】
・根を切らないように掘り起こす
・土を払い落とす
・子株のくびれた部分を折り取る
・親株は処分する
・子株の葉を15~20cm位に切り詰める
・子株の根を10cmくらいに切り詰める
・子株の切り口がしっかり乾燥するように日陰干しする
※切り口からバイキンが入って病気が発生するのを防ぐため

ジャーマンアイリスの栽培記録2009~2012

栽培しているところ:東北地方

紫、水色、黄色の花色のジャーマンアイリスを地植えで育てています。

庭の手入れを担当するようになった当時は球根が重なり合って団子状態になっていました。

株を掘り起こし植え替えをしたのは2007年頃から。

2009年6月

ジャーマンアイリスの株
日当たりが良い場所と半日陰の場所、2ヶ所で育てています。

どちらの場所でも、よく花を咲かせてくれました。

ただ、半日陰では花茎が日の当たるほうへと斜めに伸びてしまいました。

ツボミが付き始めた頃は45~60度ほどに傾いたでしょうか。

そこで、今回、半日陰の株を日当たりの良い場所に移動させることに。

株分けと植え替えは3年ぶり。

子株は日陰で1週間ほど乾燥させる必要があるようですが。

1週間も放っておいて大丈夫?と不安になって、その日のうちに植え付けてしまいました。

その後、問題もなく順調に生育しています。

2012年10月

秋のジャーマンアイリス
毎年咲いていたのに昨年はひとつも開花しませんでした。

原因が分からないまま放っておいたのですが、2012年は咲いてくれたのでホッとしています。

掘り起こしたジャーマンアイリスの株
株が混みあってきたので掘り上げて株分けしました。

前回は、折って分けても大丈夫か心配で親株と子株をくっつけたまま植え付けしたような気がします。

今回は、親株と子株がくっついている細い部分から迷うことなくポキポキと折って分けることができました。

経験を積むってこういうことなんでしょう。

スムーズに作業ができるようになっていました。

ひとつ、気掛かりなのは、やや遅い時期(10月中旬)だったこと。

11月上旬には霜が降りることもあります。

根付かないうちに冬を迎えてしまうと翌年に開花しないかもしれません。

ジャーマンアイリスのツボミ
翌年の5月下旬、ツボミが色づいてきました。花が咲いたのは6月上旬。

さいごに

ジャーマンアイリスの特徴と育て方、栽培記録をまとめました。

以下、2021年4月から6月までの生長のようすです。
4月のジャーマンアイリス
※4月

ジャーマンアイリス20210507
※5月7日

ジャーマンアイリス20210516
※5月16日 ツボミが付き始める

ジャーマンアイリス20210527
※5月27日

ジャーマンアイリス20210601
※6月1日

ジャーマンアイリス20210603
※6月3日

日常の手入れは枯れた葉を取り除くだけ。

病害虫の発生もなく放置状態でも枯れることなく花を咲かせてくれます。

手がかからなくて育てやすいと思うのは寒冷地だからかもしれませんね。

豪華な花に目を奪われがちですが良い香りがするのも魅力です。

部屋に飾っていると、ふと香りを感じるときがあって癒されます。

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