家庭菜園の雑草対策として刈り取った草をマルチに使う方法をご存知ですか?
雑草マルチが雑草対策になる理由とマルチのさまざまな効果、雑草マルチのやり方について調べたことをまとめてみました。
雑草マルチが雑草対策になる理由!
マルチは地表を覆うこと。マルチングともいいます。
覆いに使うものはビニールシートやバークチップ(木くず)などいろいろな種類があります。
雑草マルチ(草マルチ)は畑や家庭菜園で育てている野菜の株元に刈り取った雑草を敷いてあげることをいいます。
マルチの種類についてはこちらの記事でも書きました。
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雑草対策にマルチングは効果的?おすすめのマルチング材は?
なぜ、雑草マルチが雑草対策になるのでしょうか?
雑草が生い茂るのを防ぐには「種から芽を出さないようにする」のがよいのですが現実的には無理といえます。
しかし、植物は太陽の光がなければ大きく育つことはできません。
草マルチは刈り取った雑草を使って地面をおおうことで太陽の光をさえぎるという方法です。
これによって雑草が繁茂するのを抑制することができます。
防草シートを敷いて雑草対策をするのと同じ仕組みです。
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雑草マルチの効果
雑草マルチは雑草対策以外にも次のような効果があるといわれています。
雨による泥はねを防ぐ
株元の葉に泥がつくと病気の原因になることがあります。
草マルチで地表を覆うことで泥はねを防ぐことができます。
乾燥防止・土壌の水分保持
夏場の強い直射日光をさえぎるので土壌の乾燥を防ぎ水分保持に役立ちます。
自然に堆肥になる
雑草はいずれ枯れて土に還っていきます。
ですから堆肥のような状態になり野菜や草花の生育に良い影響を与えます。
害虫の予防になる
地表をおおうと湿気が保たれるので虫や微生物が住みやすくなります。
ミミズなどの生きものがやってくるので土壌が良い状態へと変わっていきます。
雑草マルチのやり方・方法
刈り取った雑草を植物の株元に置いていく。
これでOKです。
でも、元の場所にまた雑草が伸びるのでは?と心配になりますよね。
刈り取った雑草が復活しないかも気になります。
雑草は乾燥させる
刈り取った雑草の根に土がついていたり根が土に接していると復活してしまうことがあります。
刈り取った雑草は乾燥させてから使うとよいでしょう。
土と接しないようにシートなどの上に置いて1日程度天日干しすると復活は難しくなります。
刈り取った雑草をそのままマルチに使う場合のポイントは次の2つです。
①根から土をできるだけ取る
②地面に接しないよう草の上に置く
雑草マルチに向いている草の種類
雑草マルチに向いている草は基本的にはなんでも良いです。
スギナも使えます。
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ただ、雑草は枯れていくにつれて小さくなっていきます。
最初おおっていた場所にも日が当たるようになりますよね。
地面に光が当たらないように厚く敷こうとすると定期的に雑草を補充する必要があるわけです。
家庭菜園の広さにもよりますが雑草の量が不足することもあるかもしれません。
土を肥やすことも考えるのであれば通路などに緑肥作物を植えてみるのもよいでしょう。
緑肥作物にはマメ科のクリムゾンクローバーやヘアリーベッチ、イネ科のソルゴーやエンバクなどがあります。
さいごに
今回は刈り取った雑草の有効活用として雑草マルチについて調べたことをまとめてみました。
たくさんの効果があるので試してみたくなりますね。
ただ、定期的に雑草を補充するには、結構体力も必要で大変かもしれないという気がしてきました。
乾燥させた雑草は堆肥化するほうに使おうかなと迷っているところです。
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