食べられる花、エディブルフラワーをご存知ですか?
スイーツやサラダなどいろいろな料理に取り入れると見た目がぐっと華やかになりますね。
日本でお馴染みの食用花「菊」などエディブルフラワーの種類と特徴、家庭菜園で栽培するコツを紹介します。
エディブルフラワー(食用花)の種類と特徴
エディブルフラワーとは「食べられる花=食用花」のことをいいます。
flower = 花
花を食べることができるの?とビックリする方もいるかもしれませんね。
しかし、フキノトウや菜の花、食用菊、シソの花は古くから日本人に食べられてきました。
カリフラワーやミョウガ(食べるのはツボミの状態)も花です。
種類
一般に観賞用の花として育てられているものの中にも食べられる花はたくさんあります。
・バラ
バラ園などでジャムやソフトクリームが販売されていることもありますよね。
ケーキの飾りに使われることも多いです。
・ホウセンカ
種のはじけ方が印象的なホウセンカ。
学校の授業で使われることも多いお馴染みの植物ですね。
・ビオラ、パンジー
可愛らしい花を咲かせてくれる春を代表する植物です。
エディブルフラワーの種類は100種以上もあるといわれ、カーネーションやコスモス、ランなども食べることができます。
観賞用と食用の違い
お店で販売されている花は観賞用として育てられているものです。
農薬や鮮度を保つための薬剤が使われているため食べることはできません。
一方、エディブルフラワーは野菜と同じように「食べる事を目的」として栽培されているものです。
自分で育てる場合は、エディブルフラワー専用の種、あるいは花のついていない苗を購入し、無農薬、または低農薬で育てること。
出典:http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1004/spe2_01.html
味
種類によって異なりますが、甘みがあったり、苦味があったりという特徴があります。
基本的には、あまりクセがないものが多いといわれています。
栄養価も野菜に負けず劣らずビタミン、繊維を多く含んでいます。
保存方法
葉物野菜と同じように冷蔵庫の野菜室に入れて保存します。
種類にもよりますが一般に収穫してから5日程度食べられます。
エディブルフラワー(食用花)を家庭菜園で栽培するコツ
基本的には一般的な植物の育て方と同じです。
家庭菜園で育ててみたいという場合は、エディブルフラワー専用の苗や種を購入してください。
販売されているエディブルフラワーは無農薬か低農薬で育てられています。
家庭菜園で薬剤を使わないで野菜を育てた経験がある方なら特に難しいことはないかもしれません。
病害虫を防ぐには予防には食品成分である「酢」を使った予防剤などを使います。
日本のエディブルフラワー、食用菊の種類
日本の伝統的な食用花といえば、食用菊がありますね。
食用菊は観賞用の菊と同じ仲間で食べられるように品種改良されたものです。
刺身のツマなどに添えられる黄色い小菊のイメージが強いですが、その他にも多種多様な品種が全国各地で栽培されています。
阿房宮(あぼうきゅう)
青森県八戸市の特産の食用菊、花色は黄色です。
茹でてから、お浸しにしたり、和え物・酢の物にするなどの食べ方があります。
延命楽(えんめいらく)
山形・新潟県の紫色の食用菊です。
山形県では「もってのほか」「もって菊」、新潟県では「カキノモト」「オモイノホカ」と呼ばれているそうです。
茹でても形が崩れず、シャクシャクした歯応えが特徴です。
刺身のツマに添えられる小菊
単なる飾りで食べられないと思っている人もいるのではないでしょうか?
食用として品種改良されたものなので安心して食べることができます。
そのまま食べてもかまいませんが、花びらをちぎって醤油に浮かべ花の香りを楽しみながら刺身をつけて食べると美味しいですよ。
菊の花には抗菌効果や殺菌効果の成分が含まれています。
そのため刺身に菊の花を添えるようになったといわれています。
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さいごに
エディブルフラワーを料理やスイーツに使うと見た目が華やかでオシャレになりますね。
レストランやカフェでないと楽しめないかと思いきや、自分で作る料理にも取り入れることはできますよ。
例えば、ちらし寿司の飾りにもピッタリ。
パスタを盛り付けるときに、お皿のふちにエディブルフラワーを散らすのもいいですね。
毎日の食事の中にエディブルフラワーを取り入れてみてはいかがでしょうか。
2015年5月中旬の天候など
楽天市場の豊幸園から購入した菊の苗が届きました。
⇒ 早咲き菊苗を通販で購入
さて、5月中旬は台風6号の影響で雨が降ったり急に肌寒くなったりという日が多かったです。
いったん、片付けた冬用の服を引っ張り出して着ていました。
気温が低いと庭に出るのが億劫になります。庭の手入れもサボっていました。
そんな訳で、久しぶりに庭に出て様子を見てみると、
シバザクラは、満開。
アルメリア・アッツ桜・サクラソウは、咲き始め。
ジャーマンアイリスは、ツボミが膨らんで開花間近。
ギボウシは、場所によって、葉が大きく展開している株、芽が出始めたばかりの株と様々。
花が咲き終わったツバキの木は新芽が伸び始めています。
たった1週間で随分と植物の様子が変わっていました。
今日は、たっぷり時間をとって庭の手入れをしようということで、まずは、鉢植えのアジサイ・クンシラン・ギボウシの植え替えを始めました。
ところが、途中で赤玉土が足りなくなって、慌てて、近所の100円ショップに買いにでかける始末。
アジサイの鉢植えが大きくて予想外にたくさん用土を使ってしまったのが原因です。
段取りが悪くて、今日は届いた菊苗を植え付けすることができませんでした。