菊は、一年中、切り花が販売されていますが、お盆時期になると値段が急に高くなることがあります。
お墓参りや仏壇にお供えする仏花代を節約するために夏菊を地植えで育ててみることにしました。
夏菊・お盆咲き菊の育て方、種類・特徴、実際に栽培した記録を紹介します。
夏菊・お盆咲き菊の種類・品種と特徴
菊には多くの品種がありますが、春咲き・夏菊・秋菊・寒菊など開花期によって分けることもできます。
夏菊とは、夏に花が咲く早咲き菊の品種の総称です。
秋に咲く菊は、日が短くなると花芽をつける短日性植物です。
それに対して、夏菊は日長に関係なく温度によって開花する性質をもっているのが特徴です。
5~6月咲きは最低気温10℃以上、7~8月咲きは15℃以上の気温で花芽をつくり始めます。
夏菊の名前は、種苗会社さんが独自に作った品種も多いので様々。
例えば、菊の豊幸園さんでは、6月咲きシリーズ、7月咲きシリーズなどがあります。
そして、それぞれに大輪・小菊・変わり菊・スプレーマムの品種があります。
夏菊なら7月咲きシリーズ、お盆時期なら8月咲きシリーズの品種を選ぶことになります。
春になるとホームセンターや園芸店、通販サイトで購入することができます。
ただ、販売時期が限られていることが多いです。
ちょうどよいタイミングにお店に買いに行けないこともあります。
買い逃すことがないようにメルマガ登録するのもよいかもしれません。
私が利用している菊苗専門の種苗会社(楽天市場店)です。
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【菊の豊幸園】
夏菊・お盆咲き菊の育て方
苗を購入したら、日当たりのよい場所に植え付けましょう。
用土は、肥沃な水はけの良いものを使います。
初めて育てる場合は、菊専用の土を使うと簡単です。
肥料は、ゆっくり効くタイプの肥料を月に1回。
または、液肥を週に1回与えます。
水やりは、土の表面が乾いたらたっぷり与えましょう。
基本的な育て方はこちらの記事に書きました。
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菊(キク)の育て方!地植えと鉢植えの栽培ポイントは?
夏菊・お盆咲き菊の摘芯時期と方法
摘芯は春先に行います。
苗が10cmほどに生長したら、芽先を1cmくらい摘み取りましょう。
そのあとは、生育状況をみながら2回目を行います。
最後の摘芯は、開花の2ヶ月前を目安に終わらせることがポイントです。
お盆に咲く菊なら、5~6月の上旬頃までになります。
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キクの摘芯作業2回目!品種で違う回数と時期
夏菊・お盆咲き菊の栽培記録
菊は、全ての品種が短日植物なのだと思っていました。
一年中、切り花が売られていますよね。
それは、栽培農家さんが人工的に電灯で照らして日の長さを長くしたり遮光したりして、開花時期を調節して咲かせているのだと…。
春にホームセンターでお盆咲き菊を偶然見つけ、始めて夏菊の存在を知った次第です。
8月咲き小菊というお盆シーズンに咲く小菊の苗は、仏壇やお盆のお供えに重宝しそうです。
夏菊に今まで気がつかなかったのは、菊に関心がなく、じっくり見ることがなかったせいなのでしょう。
そんなわけで、5月上旬、お盆のお墓参り用に8月咲スプレー菊のポット苗を3つ購入。
鉢植えにしました。
・花色が黄色、一重咲のディーノという品種
・花色が白、一重咲のマルフィールという品種
・花色が白で中心部が濃いピンク、二色咲のグラナという品種
ちゃんと8月に咲いてくれるかどうか、楽しみですね。
仏壇に供える花は花壇に咲いている花を使うこともありますが買う時のほうが多いです。
仏花代を減らすために開花期の異なる菊の品種を少しずつ増やしてみようかなと考えています。
この記事の続き(生育状況)はこちらの記事に書きました。
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スプレーマムとはどんな花?スプレー菊とは違う?育て方や花言葉を紹介!
ちなみに、我が家には、誰が植えたものか知りませんが、昔からピンクの小菊があります。
開花期は晩秋、初雪の頃。
放任状態でも咲いてくれるので重宝しています。
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