原種シクラメンをご存知ですか?
毎年12月頃になると出回るシクラメンは、この原種シクラメンを園芸用に改良したものです。
この記事では、原種シクラメンの特徴や代表的な種類・品種について紹介します。
原種シクラメンとは?特徴を紹介
原種シクラメンは、ヨーロッパの地中海沿岸~中近東、北アフリカが原産地。
サクラソウ科の球根性(塊茎)多年草です。
花も葉も小さめで、可愛いという印象がぴったりのシクラメンです。
花色は白やピンク、紫色のものが多いです。
葉色は、深めの緑色で銀白色の斑が様々な形で入り、葉の形は丸みのあるもの尖るものなどがあります。
鉢植えでも庭植えでも楽しめます。
もともと野生の植物なので育てやすい種類も多く庭植えでカーペット状になると見ごたえがあります。
植える場所は針葉樹の根元や落葉樹の下などがおすすめです。
原種シクラメンの種類は約20種類。
品種により開花期が異なり、主に秋咲き・冬咲き・春咲きに分けられます。
主な品種には、コウム・ペルシカム・ヘデリフォリウム・プルプラスケンス・バレリアリクムなどがあります。
原種シクラメンの種類と簡単に育てられる品種
「コーム」と「へデリフォリウム」は簡単に栽培できるので初心者にもオススメの品種です。
どちらも流通量が多いので購入しやすいのも魅力ですね。
【原種シクラメン コーム(コウム)】

出典:https://www.aichi-kyosai.or.jp/
・冬咲き(1~3月)
・花色:白・ピンクなど
・草丈:10~15cm
葉模様が美しい株もあります。耐寒性は強いです。
雪や霜にあたっても平気なので寒冷地でも庭植えができます。
【原種シクラメン ヘデリフォリウム】

出典:https://www.aichi-kyosai.or.jp/
・秋咲き(9~11月)
・花色:白・ピンクなど
・草丈:20cm前後
花が咲き終わってから、葉が出てきます。
寒さにも暑さにも強いので、暖地、寒冷地でも地植えできます。
グランドカバーで一面に咲くと素晴らしい風情が楽しめます。
別名、ヘデリホリウム、ネアポリナータム、ベビーシクラメンなどとも呼ばれます。
ヘデリフォリウムは葉の形がヘデラに似ているのが名前の由来といわれています。
原種シクラメンまとめ
原種というと、なにか特別な植物のようなイメージがありませんか?
簡単にいえば、広く流通している園芸植物の元となった野生種のことです。
なので、初心者でも育てやすいといわれています。
お店で販売されている一般のシクラメンに比べて小さく、可愛らしいのも特徴です。
寒さに強いので寒冷地でも安心して育てられます。
原種シクラメン コームを鉢植えにしたら、冬の間、室内で花が楽しめそうですね。
◆ミニシクラメン栽培記録2010年11月
我が家のシクラメン(園芸品種)が、今年は不調です。
猛暑のせいでしょうか。
夏越しは成功したはずなんですが、新しい葉が育ってくれず、茶色くなって枯れてしまいます。
よくよく見ると、葉になんだか白い粉みたいのが付着していたのですが、それが原因かもしれません。
とりあえず、薬をかけてみましたが…。
今まで、こんなことはなかったので対応が後手後手になってしまった感があります。
秋に行っていた植え替えも今年は中止しました。
今、まともな葉っぱは、たったの5枚です。
このシクラメンは、家族が買ってきて放置しているのを育ててきたもの。
初めて夏越しに成功した株なので、愛着があります。
果たして3度目の冬を越せるでしょうか?
関連記事
シクラメンの育て方(冬から春)室内での管理方法ポイントは?
香りがするシクラメンとは?芳香シクラメンの品種を紹介!
シクラメンの購入時期と選び方!元気なシクラメンを選ぶポイント!
ガーデンシクラメンの育て方!夏越しや冬の管理方法は?
ガーデンシクラメンと原種シクラメンの植え付けをしました