ツバキの増やし方には、挿し木・接木・とり木・実生(みしょう)があります。
実生とは種から芽を出して生長すること、あるいは種から育てることを意味します。
種から育った苗は実生苗といいます。
今回は、ツバキの種の発芽方法について調べたことをまとめてみました。
ツバキの種を発芽させる方法
種を取るのに適した時期は9~11月頃です。
ツバキの種は乾燥してしまうと極端に発芽率が下がるといわれています。
地面に落ちているツバキの種は乾燥しています。
出来れば落ちているものを拾うより、木についている時に取ったほうがよいでしょう。
ツバキの実を取ってきて自然に実が割れるのを待ち、中から取り出した種を使うのもよいです。
また、落ちている種の場合でも1~2日水に浸すと発芽率はよくなるといわれています。
種は水を含ませて湿らせたミズゴケに包んでビニール袋の中に入れます。
袋の口を閉じて少し暗い日のあたらない場所に保存。
乾燥しそうになったら取り出してミズゴケをまた湿らせておきます。
3~4月頃に発芽します。
ツバキの種は、もちろん、そのまま土に植えて育てることもできます。
こぼれ種から発芽したツバキの実生苗【栽培記録】
7月下旬、庭植えのツバキの周辺で発芽していました。
我が家のツバキは樹高2~3m。
春に花を咲かせたあとはピンポン玉くらいの実をつけます。
緑色の実は徐々に赤く色づき、秋になると茶色になった実が割れて種を落とします。
その数、ツバキの根元がいちめん種でおおいつくされるほど。
落ちた種はすべて拾い集めて片付けていました。
ただ、片付けそこなった種が翌年になって芽を出すということが時々あります。
そのまま育てていたらツバキだらけになってしまうので今までは見つけたら処分していたのですが。
種をまいて育てると親とは違う花が咲くという話をききました。
試しに、鉢植えにしてみようと思います。
庭植えしているツバキは大きくなりすぎて、毎年、剪定に苦労しています。
鉢植えなら育ちすぎる心配もなさそうです。