ルー(ヘンルーダ)の育て方と防虫・ネコよけ効果

ヘンルーダの花
ネコよけ・防虫効果があるといわれるルー(ヘンルーダ)の特徴と育て方、実際に育てた感想を紹介します。ヘンルーダを食草とするアゲハチョウの幼虫を観察した写真もあわせて紹介。

ルー(ヘンルーダ)とは

ヨーロッパ南東部原産のミカン科の常緑多年草。別名、猫不寄(ネコよらず)、コモンルーとも呼ばれるハーブです。

オーストラリアではネコが嫌がる植物として有名で、ネコが入ってきてもらいたくない場所に植え込んだり、鉢植えを置いたりします。日本では「猫不寄」という名前で販売されていることもありますね。

草丈は50~80センチ。夏になると黄色の花を咲かせます。

花には甘い香りがあり、葉には独特の強い香りがあります。この香りには防虫効果があるといわれ、花壇の害虫を駆除したり、家の中にアリが侵入するのを防ぐために利用されます。

乾燥した葉にも防虫効果があるため、病害虫などの予防として細かくして庭にまく、ポプリとして利用するという使い方もできます。

常緑の葉が美しいので花壇の縁取りにもおすすめです。

以前は薬用として利用されていたそうです。しかし、有毒成分が含まれていることが分かってからは観賞用として利用されるようになっています。

ルー(ヘンルーダ)の育て方

寒さや乾燥に強く、丈夫で育てやすいので初心者にも向いている植物です。

日当たりの良い場所が向いていますが、半日陰の場所でも十分に育ちます。用土は水はけのよいものを使いましょう。

植え付け適期は3~5月と10月です。苗を植え付ける間隔は、65センチのプランターなら1~2ポット、花壇に地植えするなら30~50センチが目安です。

水やりは鉢植えの場合、土の表面が乾いたら与えます。地植えでは特に必要ありません。乾燥気味にして育てたほうが香りが良くなります。

葉は密生すると蒸れて枯れてしまうことがあるので、梅雨前に混みあっている部分の枝を切り落として風通しを良くしましょう。

この時に、葉や茎の切り口から出る汁に触れると皮膚炎を起こすこともあるので注意が必要です。長袖・手袋で作業するようにしましょう。

肥料は、植え付け2~3週間後から液肥を1週間に1回与えます。

タネまきの他に、株分けや挿し芽で増やすことができます。こぼれ種でも増えます。株分けは、4月に掘り上げ、株を2~3に分けてから植え付けます。

鉢植えでは、すぐに根詰りを起こすので、株の更新ごとにひと回り大きな鉢に変えていくとよいでしょう。

イチジクと相性がよく、バジルとは相性が悪いという特徴があります。バジルの近くに植えるのは避けるようにしましょう。

病害虫は特に心配ありません。

ルー(ヘンルーダ)を育ててみた感想

ヘンルーダの葉
葉の形がユニークですね。ネコ除け効果を期待して、昨年の秋に通販ショップから購入しました。

耐寒性が強いということで屋外で冬越し。雪に埋もれないように囲いをした場所に鉢植えを置きました。特に防寒対策はしなくても枯れることなく無事に冬を越せました。

タンジー・ヘンルーダ・ミセバヤの苗を通販で購入

2017年春に鉢から取り出して庭に地植え。比較的ゆっくりした生長スピードで7月上旬の草丈は60センチ程度です。

ヘンルーダのツボミ
ツボミに気づいたのは7月に入ってから。下旬には開花しました。地植えしてから花が咲くまでの間、肥料も与えず放置状態でしたが問題なく育っています。

ヘンルーダのネコよけ効果について

植え付けたのは花壇の隅に1株だけ。その場所から少し離れたところをネコがトイレに使ったことが2~3回ありました。複数の場所に植えてみないと効果は実感できないのかもしれません。

株を増やして花壇の縁取りとして植えるのも良いかもしれませんね。香りには防虫効果もあるそうですから、ネコ除けと虫除け、一石二鳥です。

ちなみに、香りを感じるようになったのは8月に入ってからです。春から初夏にかけては特に香りを感じることはありませんでした。

アゲハチョウの食草としてのヘンルーダ

ヘンルーダの葉に卵
葉の上にある丸いものは卵でしょうか?

調べてみたら、ヘンルーダはアゲハチョウが好む植物(食草)だということが分かりました。そういえば、アゲハチョウが飛んでいるのを見かけ、珍しいなぁと眺めていたことがありました。

果たして、今後の展開やいかに!ですね。数年前に鉢植えのサンショウの葉がアゲハチョウの幼虫に食べられてしまったことを思い出しました。

【追記】
卵が孵化
卵が孵化しました。

チョウの幼虫
上記の写真から2週間後。姿がみえないと思ったら、色が変わっていました。

毎日、観察するのが楽しみになっていたのですが、この子は、いつの間にかいなくなっていました。鳥にでも食べられてしまったのでしょうか。アゲハチョウについて調べてみました。

コチラのサイトを参考にさせていただきました。⇒北海道のアゲハチョウ

ヘンルーダを好むのは「ナミアゲハ」という種類のアゲハチョウだそうです。卵からかえったばかりのころは黒っぽい色をしていますが、これは鳥などから見つからないように鳥の糞のような模様になっているのだとか。緑色になったのは脱皮したからなんですね。

アゲハチョウの幼虫
別の幼虫の写真です(2017年8月25日)。脱皮したばかりなのか黒っぽい皮(?)がお尻の部分についています。

ところで、最近、野良ネコ自体の数が減ったらしく姿を見かけることがなくなりました。というわけで、ネコよけ効果を期待して育て始めたヘンルーダは本来の目的を失ったことになります。

なので、当分の間は幼虫の食草としても問題ないわけです。現在、確認できている幼虫の数は5匹。ヘンルーダ1株で食べる量が足りるのか疑問ですが、1匹でも羽化してくれるといいですね。

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