ヤロウは精油やハーブティーとして利用されるハーブです。
ハーブ ヤロウの特徴と育て方、実際に育ててみた感想を紹介します。
ハーブ ヤロウの特徴
ヨーロッパが原産地、キク科の多年草です。
ハーブとして扱われるときはヤロウ
和名はセイヨウノコギリソウ
学名がアキレア
というように別名があります。
和名の由来は、葉の縁がノコギリのように見えるところから。
アキレアは「アキレス腱」で知られるギリシャのアキレスが兵士の傷の手当に使ったことにちなんで名付けられたものだ
といわれています。
長い花茎の先に小さな花が傘状になって咲き、花色は白・ピンク・黄色などがあります。
草丈は60~100cm程度になります。
ヤロウの精油は炎症をしずめる作用や風邪・インフルエンザなどの症状に効きめがあるといわれています。
ハーブ ヤロウの育て方
手間がかからず丈夫なので初心者でも育てやすい植物です。
日当たりのよい所で育てましょう。
午前中いっぱい日の当たる場所であれば、
午後から日陰になっても問題なく育ちます。
寒さには強いですが暑さは苦手です。
暖かい地方では夏の高温で株が枯れてしまうことがあります。
苗の植え付けは3~4月又は10月中旬~下旬に行ないます。
鉢植えの場合は鉢土の表面が乾いたら水を与えます。
地植えの場合は特に水やりは必要ありません。
あまり雨が降らないようなら与えます。
多湿を嫌うので、水の与え過ぎに気をつけましょう。
やせ地を好むので肥料はあまり必要ありません。
ゆっくり効くタイプの肥料を春と秋に少し与える程度でよいです。
茎が伸びてくると倒れやすくなるので支柱を立てます。
花が枯れてきたら花茎の下から切り取りましょう。
長期間育てていると株が込み合ってきます。
3年に1回くらいを目安に植え替えをしましょう。
株分けもこの時に行ないます。
適期は3~4月、9~10月です。
植え付ける場合は、株の間隔を30cmくらいあけます。
秋に地上の部分が枯れるので枯れた部分は地際から切り戻しを行いましょう。
特に防寒対策は必要ありません。
株分け、挿し芽で増やすことができます。
挿し芽は春に新芽を赤玉土などに挿します。
ハーブ ヤロウの栽培記録
セイヨウノコギリソウを地植えにして育てています。
実は、苗をもらって植えたのはいいのですが名前が分からなくなってそのまま植えっ放しだったのです。
先日、趣味の園芸のテキストを見ていたら偶然載っているのを見つけました。
それで、やっと名前が判明。
今回、改めて育て方を調べてみたというわけです。
ハーブとして利用されるんですね。
新芽はサラダにもできるそうです。
我が家では肥料も与えず放置状態ですが問題なく育っています。
夏に花が咲き終わった後、枯れてきて見苦しくなったら茎を根元から切りとっています。
すると、新しい芽が伸びてきて秋にもう一度花を咲かせてくれますよ。