カモミールの特徴と種類!育て方(種まき・苗植え)のポイントは?

カモミールの花

ハーブティーとしてお馴染みのカモミールはリンゴのような香りが特徴の植物です。

薬草として多くの効果効能がありますが品種によってはグランドカバーやコンパニオンプランツとして利用することもできます。

カモミールの特徴と種類、種まきや苗植えの方法など育て方のポイントを紹介します。

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カモミールの特徴と種類

カモミールティー

カモミールはキク科の一年草あるいは多年草です。

別名、カモマイルとも呼ばれます。和名はカミツレ(加蜜列)です。

白く小さなデイジーのような花が春から秋まで咲き続けます。

リンゴやパイナップルのような芳香が特徴で古くからハーブとして利用されてきました。

ハーブティーとしての利用がよく知られていますが、その他、入浴剤、ポプリ、アロマオイルなどで使われています。

種類

代表的な種類にはジャーマンカモミールとローマンカモミールがあります。

◆ジャーマンカモミール
ジャーマンカモミール

一年草
草丈:30~50cm
花にしか香りがない
こぼれ種で増える

◆ローマンカモミール
ローマンカモミール

多年草
草丈:25cm以下
葉にも花にも香りがある
冬に地上部は枯れるが春に芽吹く

※踏みつけにも強いので香る芝生として栽培されることもあります。

コンパニオンプランツとしても利用

ローマンカモミールはコンパニオンプランツとしても知られています。

例えば、バラのそばに植えるとアブラムシはカモミールにつきバラへの被害が避けられます。

キャベツや玉葱といった食用植物とも相性が良いです。

また、弱った植物のそばに植えると、その植物が元気を取り戻すといわれています。

カモミールの育て方

カモミール

日当たりと水はけの良い場所を好みます。

苗の植え付け適期は3月中旬~5月と9月中下旬~10月です。

地植えの場合は苦土石灰と腐葉土を混ぜ込み耕しておきます。

元肥として緩効性の化成肥料を土に混ぜます。

複数の苗を植え付ける時は20~30㎝ほどの間隔を開けます。

鉢植えの場合は市販のハーブ専用培養土を使うと簡単です。

水やり

地植えの場合、特に必要ありません。

鉢植えの場合、土が乾いてからたっぷり与えます。

カモミールは乾燥に弱いので、冬場の水切れに注意してください。

切り戻し

梅雨から夏にかけて、株が蒸れてしまうことがあります。

梅雨前に枝を間引き、風通しを良くしておきましょう。

種まき時期と方法

種から育てることもできます。

適期は3月上旬~4月と秋の彼岸過ぎ頃~10月です。

種が小さいので蒔くときに風で飛ばされないように注意しましょう。

種まき用土を入れた育苗箱にばらまきしした後、土を薄くかぶせます。

発芽するまでの間は半日陰で管理します。

水やりの時に種を流さないよう、霧吹きで水を与えるといいでしょう。

発芽後は日に当てて間引きしながら乾燥気味に管理します。

本葉が8~10枚になったら株間を15~20cmあけて地植えか鉢植えにします。

寒さには強いので地植えの冬越しは株元をマルチングしてあげれば大丈夫です。

さいごに

カモミール

今回は、カモミールの特徴と種類、種まきや苗植えの方法など育て方について調べたことをまとめてみました。

自分で育てたカモミールを収穫してハーブティーを作れたら素敵ですね。

個人的には、コンパニオンプランツやグランドカバーに利用できるローマンカモミールを育ててみたいと思っています。

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