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緑肥作物の種類と効果!家庭菜園で緑肥を利用する方法は?

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緑肥作物

植物の葉や茎をそのまま土の中にすき込む「緑肥」をご存知ですか。

緑肥作物には多くの種類があり害虫が発生するのを抑えるなどの効果が期待できるものもあります。

緑肥の代表的な種類と効果、家庭菜園での利用方法を紹介します。

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緑肥とは

緑肥作物 レンゲ

緑肥とは栽培した植物をそのまま土にすき込んで肥料にすること。

緑肥にするために栽培する植物のことを「緑肥作物」と呼びます。

古くから世界各国で緑肥は利用されてきました。

ヨーロッパでは小麦を栽培する前にクローバー、アメリカではトウモロコシを栽培する前に大豆といった具合です。

日本では春の田んぼにレンゲが咲く光景がお馴染みですね。

あのレンゲは自然に生えてきたものではありません。農家の人が緑肥として栽培しているものです。

秋に刈り入れが終わった後の水田の緑肥として利用されています。

緑肥の効果

緑肥ヒマワリ

緑肥の主な効果をまとめてみました。

●土壌がフカフカになり(団粒化)、水はけや保水力が良くなる
●畑の表土や土中に残った肥料分が雨で流出するのを防ぐ
●有機物が増加し土壌中の微生物が増える
●土壌中の微生物のバランスがよくなり病害虫が発生しにくくなる
●雑草が生えるのを抑える
●景観をよくする(ヒマワリなど)

例えば、緑肥用ヒマワリは大きくなるにつれて地面を広く覆うので雑草を抑制する効果をもっています。

また、マメ科のヘアリーベッチは雑草の発生を抑制する効果が高い(アレロパシー)特徴があります。

このように緑肥作物は種類や品種によって種を蒔く時期や効果に違いがあります。

緑肥作物の種類


緑肥 種 【 クリムソンクローバ 】 500g ( 緑肥の種 )

代表的な緑肥作物はイネ科とマメ科です。

春に種をまいて夏期に生育する種類(春まき栽培)と秋に種をまいて冬期に生育する種類(秋まき栽培)があります。

【春まき栽培】
イネ科:ソルゴー、エンバク、ソルガムなど
マメ科:クロタラリア、セスバニア、エビスグサなど

【秋まき栽培】
イネ科:エンバク、ライムギ、コムギなど
マメ科:ヘアリーベッチ、レンゲ、クリムソンクローバーなど

イネ科の緑肥作物の特徴

イネ科は地中深くまで太い根が伸び地表近くは細かい根がはります。

そのため土壌の団粒化が促進されて通気性や排水性がよくなります。

また、約1~1.2mと草丈が高くなるので害虫などの飛来阻止や風除けなどの効果も期待できます。

マメ科の緑肥作物の特徴

マメ科は根粒菌というバクテリアとの共生で窒素を空気中から取り込んで根にためる性質があります。

窒素は植物が利用できる窒素養分となって土壌にたまるので地力の増進効果が期待できます。

イネ科とマメ科以外の緑肥作物

キク科ではヒマワリやマリーゴールド、アブラナ科では黄カラシや黒カラシが多く用いられます。

クローバーも緑肥になります。
↓ ↓ ↓
クローバーはグランドカバーになるか?雑草対策に使うメリット・デメリットは?

家庭菜園での緑肥の栽培方法・使い方

家庭菜園

緑肥を選ぶ

同じ科の野菜を同じ場所で続けて植えていると病害虫が発生しやすくなり生育障害が起こることがあります。

これを連作障害といいます。

同じ科の野菜を植えることで土の中の栄養素・土壌生物のバランスが崩れることによって起こります。

特に家庭菜園では植え付ける場所が狭く同じ野菜を植えることが多いです。

そのため連作障害になりやすいので注意が必要です。

菜園で生育させる緑肥を選ぶときはマメ科の緑肥とマメ科の野菜、イネ科の緑肥とイネ科の野菜が連続しないように注意しましょう。

緑肥の栽培方法

緑肥は栽培が終了した菜園に種をまいて生育させます。

緑肥を野菜との混植や畝間で同時に栽培する場合は、野菜の株元から30㎝程度離して栽培します。

アレロパシー効果が野菜の種に影響するのを防ぐためです。

また、緑肥は野菜より生育が旺盛なので緑肥によって野菜の日当たりが悪くなるのを防ぐ意味もあります。

十分に生育したら刈り取って土壌中にすき込みましょう。

刈り取りの目安はイネ科では穂が出始めるころ、マメ科では花が咲き始めるころです。

刈り取り時期が遅くならないよう注意しましょう。

遅くなると茎葉がかたくなり刈り取りが難しくなります。

また、土中での分解も遅くなります。

緑肥をすき込んだ後の種まき時期

緑肥のアレロパシー効果は野菜の種の発芽にも影響を与えます。

菜園に緑肥をすき込んだら種まきは約2週間後に行います。

冬の家庭菜園は緑肥栽培で有効利用

冬の菜園は作物を栽培していない空いた場所が多くなります。

菜園の土がむき出しになっているのは土の中にいる微生物にとって良い状態ではありません。

常に植物(作物)がある状態を保つために空いた場所に緑肥を栽培して有効利用しましょう。

緑肥は土壌微生物を保護してくれるので春夏野菜を元気に育てるのに役立ってくれます。

アレロパシーで春先に雑草が生えるのを抑える効果が期待できるのも嬉しいですね。

さいごに

今回は、緑肥の種類と効果、家庭菜園での利用方法について調べたことをまとめてみました。

長い期間、同じ場所で植物を育て続けていると土も疲れてきます。

土壌中でよい働きをしてくれる微生物がいなくなったり、センチュウなどの害虫が増えてしまうこともあります。

緑肥はこのような「疲れた土」を植物の力で元気にすることができるのでとてもよい方法ですね。

緑肥を使うと土が元気になり肥料の節約にもなります。

ただ、自然の力を借りて地力をつけていく方法なので即効性はありません。

肥料を併用しなが上手に利用していきたいですね。

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