ラディッシュは赤くて丸い形が可愛らしい野菜です。
種をまいてから収穫までの期間が短くて早く収穫できるのが嬉しいですね。
今回はプランターを使った育て方と牛乳パックやペットボトルで栽培するコツを紹介します。
ラディッシュの特徴・栄養
ラディッシュは丸い形をしているのでカブの仲間のようにも見えますね。
実は、地中海沿岸が原産とされる西洋品種の大根の一種です。
種をまいてから20日位で収穫できることからハツカダイコン(二十日大根)とも呼ばれます。
赤い丸い品種が一般的ですが、白い品種や細長い品種もあります。
ピリッとした辛味がありサラダや浅漬けなどにして食べます。
ラディッシュの栄養成分は、基本的に大根と同じです。
根の部分には消化酵素のアミラーゼ(別名ジアスターゼ)やビタミンCが含まれています。
ビタミンCは皮の赤い部分に特に多く含まれています。
色を活かすためにも皮ごと調理しましょう。
薄くスライスすると赤と白のコントラストが綺麗に出ます。
葉の部分は緑黄色野菜になります。
鉄、ビタミン B1・B2・C、カルシウム、β-カロチンが含まれています。
ビタミンCについては根の部分よりも多いそうです。
若い葉なら生でサラダに混ぜて食べられます。
少し硬ければ、お浸しや味噌汁の具など加熱すれば美味しく食べられますよ。
ラディッシュの育て方
一年中種まきができますが、春(3~5月)と秋(9~10月)が最も育てやすい時期です。
ベランダや日の当たる室内で育てましょう。
プランターで育てる場合、まず、鉢底石を敷き、培養土と肥料を入れます。
化成肥料の場合は大さじ2~3杯、培養土と有機肥料の場合は3対1ぐらいの割合で混ぜます。
ちょっと値段が高いですが、肥料入りの培養土を使えば種をまくだけなので簡単で便利です。
種をまく前に水をたっぷりと含ませます。
種は均一にばらまき、その上に薄く土をかけます。
芽が出るまでは乾燥させないように水を与えます。
芽が出る前や、芽が小さいうちは、流れないように霧吹きを使うとよいでしょう。
芽が出たら1週間に1回、液肥か化成肥料を追肥します。
3~5日で発芽するので、混んでいるところを間引きます。
本葉が込み合ってきたら、早めに間引くようにしましょう。
間引かないで全部育てようとすると、すべての生育が悪くなるので注意します。
間引いた葉は、貝割れ大根として、サラダなどで食べましょう。
収穫の目安は本葉が5~6枚になり、土から根の姿が見えはじめた頃。
収穫が遅れると、スが入っておいしくありません。
ラディッシュを牛乳パックやペットボトルで育てるコツ
ポイントは水の与え方です。
牛乳パックは排水用の穴を数か所あけて使います。
しかし、土が詰まりやすいので、水を与え過ぎると根腐れを起こしてしまいます。
その一方、容器が小さいので乾燥もしやすいです。
こまめに土の状態を確認して水やりをしましょう。
ペットボトルは透明なので土の乾き具合が目で確認できるところが便利ですね。
しかし、日当たりが良すぎる場所に置くと容器内が暑くなりぎるので注意しましょう。
ラディッシュは、種をまいてから収穫までの期間が短いのが特徴。
気温が高ければ約30日くらいで食べられるようになります。
ですから、水やりさえ気を付ければ害虫がつく暇もありません。
初心者にピッタリの野菜です。
栄養豊富なラディッシュを家庭で育ててみましょう
ラディッシュは生育が早いので収穫の楽しみを早く実感できるところがいいですね。
親子で一緒に育ててみてはいかがでしょうか。
自分で育てた野菜なら美味しさも格別です。
野菜嫌いのお子さんも喜んで食べてくれるかもしれません。
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