ホウレンソウの栽培方法【発芽しない・育たない原因と対策】

ホウレンソウの苗

ホウレンソウは初心者でも家庭菜園で簡単に栽培することができる野菜です。

種まき時期と方法など育て方のポイント、発芽しない・育たない原因と対策についてもまとめました。

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ホウレンソウの特徴・栄養素

ホウレンソウ

ホウレンソウは西アジア・コーカサス地方が原産地、アカザ科の植物です。

緑黄色野菜の代表といえる野菜ですね。

カロテン・ビタミンC・カルシウム・鉄などを含んでいます。

特に、鉄分が多いので貧血気味の女性は意識して食べることをおすすめします。

くせのある西洋種はバター炒め、葉の柔らかい東洋種はサラダやお浸しなどに向いています。

庭がなくてもベランダや日当たりのよい室内などで育てることが出来ます。

育て方は比較的簡単なのでガーデニング初心者向けの野菜といえるでしょう。

ホウレンソウの栽培方法

ホウレンソウの発芽

生育適温は15~20℃です。

比較的低温に強く0℃以下でも生育できます。

ただし、生育は悪くなるので寒冷地での栽培は注意が必要です。

プランターで育てる場合、市販の培養土を使います。

庭や畑で育てる場合は、土の酸度に気をつけましょう。

土は酸性雨や大気中の酸素で酸化するため、庭の土や古い培養土は酸性になっているかもしれません。

ホウレンソウは酸性の土を嫌います。

酸性の土だと黄色くなり枯れやすくなってしまいます。

これらの土を使う時は消石灰または苦土石灰を混ぜて酸度を中和してから使いましょう。

種まき

ホウレンソウ

◆春植え:2月下旬~、収穫:4月中旬~
◆秋・冬植え:9月上旬~、収穫:10月以降

時期的には秋まきのほうが育てやすいといわれています。

発芽の時期をそろえるため、種をまく前日に水に一晩浸しておきます。

ホウレンソウは「すじまき」というやり方で種をまきます。

まず、種をまくための筋を1cm程度の深さで入れます。

次に、種を筋に沿って均一にまきましょう。

最後に、その上に薄く土をかぶせます。

発芽までは乾燥させないように水やりをします。

発芽前や芽が小さいうちは、流れないように霧吹きを使うとよいでしょう。

発芽までにかかる日数の目安はおよそ1週間です。

追肥・間引き・収穫

ホウレンソウ畑

芽が出たら2週間に1回、追肥をします。

プランターが小型の場合は化成肥料は大さじ2~3杯ぐらいを全体に追肥します。

葉が込み合ってきたら、間引きます。

間引きで浮き上がったら培養土を根元にかけてあげましょう。

間引いたホウレンソウは食べられます。

本葉が6~8枚になったら、根ごと収穫します。

アブラムシがついた場合は、手や割り箸などで取り除きます。

触りたくない人は霧吹きで水をかけて吹き飛ばしてしまいましょう。

ホウレンソウが発芽しない・育たない原因と対策

ホウレンソウのプランター栽培

考えられる原因には次のようなことがあります。

気温が高い

発芽適温は15~20℃。

気温が高い(25℃以上)と発芽しないことがあります。

芽が出てから25℃を超す日が続くと生育は悪くなります。

土壌が酸性

アルカリ性の土を好み、土が酸性に傾くと育ちが悪くなります。

市販の培養土を使ってプランターで育てる場合は問題ありません。

しかし、庭に種をまく場合は苦土石灰を混ぜ込んで土を中和しておきましょう。

間引きが足りない

間引きが足りないと大きく育ちません。

本葉が4~6枚になったら、株間が7~10㎝になるように間引きしましょう。

家庭菜園でホウレンソウを収穫して楽しみましょう

ホウレンソウの収穫

今回は、ホウレンソウの育て方のポイント、発芽しない・育たない原因と対策について調べたことをまとめました。

家庭菜園なら間引いたホウレンソウも食べられるのが嬉しいですね。

何より、安全で新鮮な野菜が食べられるのが一番のメリット。

意外と簡単に育てられるので、試してみてはいかがでしょうか。

葉物野菜を栽培すると一度にたくさん収穫できて食べきれないということもあります。

収穫時期が重なってしまわないように種の植え付け時期をずらすのがオススメです。

そうすれば少量ずつ収穫が出来るうえ長い期間、収穫が楽しめますよ。

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