2017年9月上旬の夏菊開花状況を備忘録として書いておきます。
今年は、8月咲きスプレー菊の開花時期が遅くなりました。
来年からは、お盆の墓参り用に使う仏花はキク以外の花を使うことになりそうです。
8月咲きスプレー菊の開花時期は遅め
8月咲きスプレー菊と小菊は、8月下旬から咲き始めました。
現在(9月上旬)は一部が満開になっています。
開花してほしかったお盆の時は、ほとんどの株がツボミ状態でした。
数年前から、お盆のお墓参り用に夏菊を花壇で育てています。
しかし、8月咲きキクが実際に咲いてくれるのは、8月下旬か9月に入ってから。
購入した苗のラベルには「天候・気温等により開花がずれることがあります」と書かれています。
そこで、気が付いたのですが、8月咲きというのは関東地方が基準ということ!
青森県の場合、温室で育てるならいざしらず、庭で育てるのであれば、1ヶ月近く開花が遅れるのは仕方がないことかもしれませんね。
もちろん、私の育て方が下手ということもありますが…。
植物の育て方を調べていると「関東以西基準」という言葉をしばしば目にします。
どこのサイトに書かれてあったのか忘れましたが、これは「関東以西の太平洋側が基準」だそうです。
キク以外に使えるお盆の墓参り用の仏花は?
来年は、お盆の墓参り用仏花は、ルドベキアとアルストロメリアをメインにすることに決めました。
今年試してみた結果、ルドベキアは切り戻しをしてから4~5週間後にたくさん花を咲かせることが分かっています。
アルストロメリアは四季咲きなので、いつでも咲いている状態です。
今後は、8月咲きスプレー菊と小菊は秋彼岸用という位置づけで頑張ってもらうことにしました。
スプレー菊も小菊も今年と同じ株数で間に合いそうなので、来春、冬至芽の植え付けで増やすことはしない予定です。
冬至芽の植え付けからはじまって、摘芯、肥料、害虫対策まで。
今年は、キクを育てることに、結構、気合を入れてきたと思います。
お盆の時期に照準を合わせてきたので、9月になった今、なんだか、力が抜けてしまった気分ですね。
まだまだ、開花は続きます。
ポンポン菊の開花は、1ヶ月以上も先ですが、あとはのんびりと見守っていきたいと思っています。
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2017年8月の天候・冷夏
7月の厳しい暑さから一転して、8月は全般に涼しい日が多かったです。
青森県内では特に太平洋側を中心に低温や日照不足が続きました。
1980年、1993年に次ぐ涼しさだったそうです。
これはオホーツク海高気圧から流れ込む北東寄りの冷たい湿った風「やませ」の影響だとか。
地元では、ねぷたまつりが終われば秋といわれています。
ところが、今年は祭り期間中でも夜になると肌寒さを感じる日もあったくらいです。
弘前市の真夏日は3日しかなかったそうです(昨年は20日)。
8月中旬、下旬も夏らしい暑さが戻ることはなく、今後の天候次第では冷害の心配もでてきそう。
気象庁の発表によると、東北の太平洋側と関東甲信の日照時間は記録的な少なさだったということです。
また、低温の地域があった一方で高温が続いた地域もありました。
ネットでみた以下のニュースが記憶に残っています。
お盆用の菊が高騰、卸値2倍 開花遅れ、 全国的な高温少雨影響
8/12(土) 8:22配信 福井新聞ONLINE全国的な高温、少雨の影響でお盆用のキクの開花が遅れ、福井県内の花屋では高値になっている。
~中略~
福井中央花卉市場によると、7月以降の高温の影響でつぼみから開花しない状態「高温抑制」となり、出荷が遅れた。主要産地の愛知や長野、茨城などでも開花は遅れ、高騰は全国的な動きという。
過ごしやすい天気が続くのは嬉しいですが、農作物に影響がでないといいですね。