【シクラメンの種類と分類】鉢花を購入するのにおすすめの時期は?

シクラメンの品種

赤やピンク、白の花を次々と咲かせるシクラメンは、冬の鉢花の代表格としても有名ですね。

品種改良が進み、花色や形、大きさなどを組み合わせた様々な品種が楽しめるようになりました。

香りシクラメンなど種類と分類、鉢花を購入するのにおすすめの時期を紹介します。

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シクラメンとはどんな花?特徴は?

シクラメンの花

地中海地方原産のサクラソウ科シクラメン属の植物です。

植物学的には、地下に塊茎(かいけい=球根状の茎)をもつ球根植物に分類されています。

しかし、一般的な球根植物のように球根が増えるということはありません。

シクラメンは種子で増えるという違いがあります。

シクラメン(Cyclamen)の名前は、ギリシャ語で「回転する・丸い」を意味する「cycle」が語源といわれています。

これは、種ができると花茎が円を描くようにくるくると巻き込む姿が由来。

ただし、名前の由来については諸説あり、塊茎(球根)が丸い形をしていることが由来ともいわれています。

和名は「豚の饅頭(ブタノマンジュウ)」と「篝火花(カガリビバナ)」の2つがあります。

シクラメンは、細く伸びた茎の先に1輪ずつ花を咲かせます。

5枚の花びらを上に反り返らせて、下向きに花を咲かせるのが特徴です。

ちょっと変わった形の花だと思ったことはありませんか?
実は、これにはちゃんと意味があります。

原産地では、開花時期に雨が多いのだそうです。

そのため、花粉を雨に濡らさないように、あのような形になったといわれています。

シクラメンの葉

シクラメンは葉の模様や色合いも多彩で観賞価値が高い植物です。

斑入りやシルバーリーフなどもきれいで、花の色合いとの美しい対比も楽しめます。

シクラメンの種類と分類

シクラメンには、20数種類の原種が存在します。

現在のシクラメン園芸品種は、そのうちのCyclamen de Perse(ペルシャのシクラメン)とも呼ばれるシクラメン・ペルシカム(C.persicum)から改良されたものです。

品種改良が盛んで種類は毎年増えていて、花の大きさ、花びらの色、花びらの形は多種多様です。

分類

大きさ、花の色、花形で分けることができます。

【大きさ】
・スタンダード(大輪系)
室内で育てる一般的なタイプ。耐寒性が弱い。

・ミニシクラメン(中輪系)
小型のもので、より手軽にシクラメンを楽しめるように作られました。

・ガーデンシクラメン(小輪系)
ミニシクラメンよりもさらに小さい超小型。寒さに強く屋外でも栽培可能。

※ガーデンシクラメンを中輪系、ミニシクラメンを小輪系と分類しているサイトもあります。

ガーデンシクラメン

ちなみに、ミニシクラメンとガーデンシクラメンは混同されることが多いです。

一般に、花が4㎝以下の小さなシクラメンをミニシクラメン。

その中で耐寒性が強く、屋外での栽培に適した品種がガーデンシクラメンといわれています。

単にミニシクラメンとして販売されている場合は、耐寒性は関係なく、花のサイズで呼ばれている可能性があります。

屋外で育てたい場合は、寒さに強いかどうか購入前に確認したほうがよいでしょう。

【花色】
基本色は、赤・白・ピンクです。

近年は品種改良が進み、紫や黄色、パステル系、2色咲きの品種もあります。

【花形】
フリンジ咲き:花びらの縁がフリルになっている
八重咲き:花が八重で、花びらの数が多い
ロココ咲き:花びらが幅広くて、縁が波状の細かい切れ込みがある
パピリオ咲き:花びらの縁が波状にちぢれて、やや細い
覆輪(フクリン)咲き:花びらの縁が異なる色で縁取りされている
パーシカム咲き:大輪の花で、花びらが大きく反転している
ラッフルド咲き:大輪の花で、花びらが反転し、波状になっている

シクラメンの代表的な品種

【ピアス】Cyclamen persicum‘Pierce’
咲き始めは白色で、しだいに花弁の先端にかすり状のピンクのグラデーションが入る。

【ヴェスタ】Cyclamen persicum‘Vesta’
ビクトリアから生まれた品種で、覆輪花。

【パピヨン】Cyclamen persicum‘Papillon’
濃いピンクの花弁の縁が白く刷け込む。

【フェアリー・バンビ】Cyclamen persicum‘Fairy Banbi’
八重咲きのシクラメンで、花もちが抜群によい。

【「メティス」シリーズ】
フランス・モレルディフュージョン社のミニシクラメン。
早咲きで、丈夫で育てやすい。

人気品種「ビクトリア」の特徴

ビクトリアは、シクラメンを代表する人気の品種です。

特徴は次の2つです。
・フリンジ咲きといって花びらのふちがフリルになっていること
・覆輪(フクリン)といって花びらのふちが異なる色で縁取りされていること

一般に、花びらの色は白~濃いめのピンク、花びらのふちは鮮やかなピンク~赤紫色の組み合わせとなっています。

また、花びらのふちと付け根部分は同じ色であることが多いです。

花びらの色やふちの色は、メーカーによって異なり、株自体の個体差もあります。

大きさはギフト用の大輪系から自宅で気軽に育てられるミニシクラメンまで様々です。

芳香シクラメン(香りシクラメン)

もともと、原種シクラメンには強い香りを持つ品種があります。

しかし、お店で販売されているシクラメンには香りがありませんね。

品種改良が進むことで香りが少なくなったり全く香りがしなくなってしまったことが理由のようです。

香りがする品種として知られているものにはサントリーのブルーシクラメンがあります。

シクラメン鉢花を購入するのにおすすめの時期

ピンクのシクラメン

購入するなら11月末から12月初めがおすすめです。

シクラメンは暑さに弱い植物です。

10月後半から11月中ぐらいまでに購入すると、葉がすぐに黄色くなってしまうことがあります。

その点、11月末から12月初めは、秋から冬へと季節が変わり気温も低くなる時期ですから安心です。

また、お歳暮シーズンを迎えることもあり、ギフト用の高品質のシクラメンが出回ってきます。

自宅用・ギフト用、どちらにしても購入するなら、その頃まで待った方がよいでしょう。

◆シクラメン鉢植えの選び方

・花が中心に集まっている
・葉の下に花芽がたくさんある
・葉の下に黄色い葉が隠れていない

※シクラメンの花は、葉と対になっています。

花と葉の数は同じなので、葉の数が多いものを選びましょう。

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