バラを育ててみたいけれど品種が多すぎて迷っています。
初心者の私が栽培しやすいオススメのバラの選び方について調べたことをまとめました。
バラの分類のしかた/系統・樹形・花の形
バラの品種は数えきれなくらいたくさんありますが、もともとは自然の中で咲いている野性のバラ(原種)。
約150種類あるこの野生種のバラの中でわずか10数種類がガーデンローズの祖先だそうです。
バラは、系統・樹形・花の形など色々な分類のしかたができます。
【系統で分類】
・オールドローズ
・モダンローズ
・イングリッシュローズ
という分け方をしたり
・ワイルドローズ(野生種)
・オールドローズ(19世紀人工交配以前)
・モダンローズ
という分け方をすることもあります。
オールドローズとはモダンローズが作られる以前に栽培されていた系統のバラのこと。
一季咲きの品種が多く花の形が優雅で豊かな香りが特徴です。
オールドローズのあとに出てきたのがモダンローズと呼ばれる系統。
モダンローズの第一号は「ラ・フランス」という品種のバラです。
四季咲き性であること、華やかな花形と色などが特徴。
花屋さんで見かけるバラのほとんどは、このモダンローズという種類です。
【樹形で分類】
・ブッシュ系
株立ち性のハイブリットティーやフロリバンダ、ミニバラなど。四季咲きが多い。
・シュラブ系
半つる性のオールドローズやイングリッシュローズ、野生種やモダンローズの一部が含まれる。一季咲きが多い。
・クライマー系
ブッシュ系やシュラブ系ローズの枝がわりや交配種も多い。
【花弁の数や花の形で分類】
・剣弁高芯咲き
・半剣弁高芯咲き
・丸弁咲き
・盃状咲き
・一重咲き
・半八重咲き
バラの苗には「HT」や「FL」などの記号が書かれているラベルがついています。
これは、バラの系統のことで次のような意味になります。
ハイブリッド・ティー系(HT:Hybrid Tea)
フロリバンダ系(FL:Floribunda Rose)
ミニチュアローズ(MIN:Miniature Rose)
つるバラ(CL:Climbing Rose)
スプレイ系(Spray)
それぞれ、咲き方に特徴があり剪定の仕方も違います。
剪定するときはラベルを確認しながら、そのバラの特徴を生かすようにします。
バラの苗が増えると系統が分からなくなってしまうことがあるかもしれません。
苗のラベルは外さないで結わえ付けておくとよいでしょう。
栽培しやすいバラの選び方
地植え、鉢植え、垣根作り、アーチやポールに仕立てるなど。
それぞれ適したバラの品種があります。
初めてバラを購入する場合は、自分がどんなふうに育てたいのか決めておきましょう。
好みの花色や形だけで選ぶと、うまく育てられずに失敗してしまう可能性もあります。
通販サイトで紹介している初心者向けのバラの中から選ぶのもよいでしょう。
楽天市場内にある「苗木部」というショップではバラ初心者向け情報が充実しています。
⇒苗木部|初心者向けバラ
さいごに
バラ初心者の私が栽培しやすい品種の選び方について調べたことを書きました。
ガーデニング上級者向け、育てるのはむずかしいというイメージを持っています。
でも、実際に育てている人のブログなどをみると育ててみたくなってしまいますね。
場所をとらない鉢植えのバラから始めてみるのがよいかもしれません。
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