
センニチコウ(千日紅)はポンポンのような丸い可愛らしい花が特徴の植物。
暑さにも強く丈夫なので夏の花壇にも欠かせません。
タネの発芽率が悪かったので芽が出ない原因について調べたことをまとめました。
センニチコウの特徴

センニチコウは、南アジア・熱帯アメリカ原産、ヒユ科の一年草。
草丈:20~50cm
開花期:6~10月
花色:赤、ピンク、黄、白、紫
花もちが10~20日と長いので初夏から秋まで花を楽しめます。
センニチコウの育て方

タネまき、あるいは苗を購入して育てます。
日当たりと水はけの良い場所に植え付けましょう。
水やり
地植えの場合は、特に必要はありません。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
乾燥に強いので、水をやりすぎて腐らせないように気をつけます。
肥料
栄養分が少ないやせた土地を好みます。
植え付ける時に肥料を少なめに与えたら、あとは必要ありません。
生育がよくない場合は化成肥料を月1回の目安で与えます。
花がら摘み
咲き終わった花はこまめに摘み取ると次の花が咲きやすくなります。
花の色が茶色くなってきたら花首のつけ根ごと切り取ります。
センニチコウの芽が出ない原因

主な原因として「発芽温度」「土を乾燥させた」「収穫したタネを使った」ことが考えられます。
発芽温度
一般に、タネをまいてから1週間ほどで発芽します。
しかし、気温が低い日が続くと芽が出ないことがあります。
発芽するには20℃以上の気温が必要。
気温が十分に上がってからまくようにします。
八重桜の咲くころを目安にするとよいでしょう。
土を乾燥させた
土を乾燥させてしまうと発芽しにくくなります。
特に、庭に直接まいた場合は乾燥させないよう注意が必要です。
収穫したタネを使った
タネは表面が綿毛に包まれています。
この綿毛は非常に吸水しにくいので取り除かなければなりません。
タネを砂と一緒にもんで綿毛を落としてからまきましょう。
市販されているタネは綿毛を取り除いてあるので、そのままで大丈夫です。
センニチコウのドライフラワーの作り方

切った花茎を軒下などに吊るして乾燥させるとドライフラワーとして冬も楽しむことができます。
色持ちがよく日光を避ければ、1~2年は、ほとんど変色せず飾っておけます。
葉は吊るすときに取ってしまってもよいですし、そのままでもかまいません。
干しているうちに葉は枯れ落ちるので花のみで楽しみます。
【手順】
・7分咲きの花のついた枝を切り取る
・輪ゴムでたばね、麻ひもやビニールひもを茎に結びつける
・風通しがよく日が当たらない場所に花を下向きにして吊りさげる
・1~2週間ほど吊りさげて乾燥すれば完成
センニチコウの栽培記録

※育てているところ:東北地方北部
タネまき:2015年5月上旬
開花:8月
【結果】
・一袋のタネをまいて芽が出たのは5つ
・草丈ばかり高くなって花数が少なかった
数年前にタネまきをしたときは1つも発芽しませんでした。
その時はタネまき後に涼しい日が続いたことが原因だったのかもしれません。
2015年は、20~25℃と発芽適温になるのをまってからまきました。
しかし、発芽率は悪かったです。
今度の失敗は「土の乾燥」が原因かもしれません。
庭に直まきした後、しばらくの間、放っておいたら土が乾いていたことがありました。
次回は、ポットにまいてみようと思います。
ポットならタネまき後に気温が低くなっても室内に取り込むことができるので管理しやすいメリットもあります。
さいごに

センニチコウの特徴、育て方、栽培記録をまとめました。
お盆のお墓参り用仏花としてタネから育てようと思いついたのですが。
結果的には苗を購入したほうがコスパがよかったという結果になりました。

