パンジー・ビオラの特徴と育て方!冬と春の切り戻しのポイントは?

ビオラ

パンジーとビオラは冬の寒い時期から春まで長い期間花が楽しめる植物です。

植えっぱなしでもそれなりに咲いてくれますが日々のちょっとした手入れ次第で花数は違ってきます。

長く花を楽しむための切り戻し時期と方法について調べたことをまとめました。

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パンジー・ビオラの特徴

パンジー

パンジーとビオラはスミレ科の一年草。

草丈:10~30cm
開花期:10月下旬~5月中旬
花色:白、赤、ピンク、オレンジ、黄、青、紫、複色など

ほかの植物にはないような花色もあり、長い期間咲き続けます。

パンジー
パンジー:大輪系(花の大きさが5cm以上)
ビオラ:小輪系(花の大きさが4cm以下)

パンジーとビオラの違いは花の大きさ。

学術的には同じで明確な違いはないそうです。

育て方も同じです。

パンジー・ビオラの育て方

花壇のパンジー

秋に販売されるポット苗を購入して育てます。

日当たりと風通しのよい場所で管理しましょう。

寒さには強いですが、冬は雪や霜、風などが当たり過ぎないように気をつけます。

植え付け

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うと簡単です。

地植えの場合は、腐葉土や堆肥、元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。

ポットから取り出したら根鉢はくずさずそのまま植え付けましょう。

根がびっしりと回っている場合は、手で表面1/3ぐらいほぐして植え付けます

間隔は15cmくらいあけます。

水やり

鉢植えの場合は表土が乾いたらたっぷり与えます。

花壇の場合は特に必要ありません。

肥料

10月~2月は、月に1~2回程度。
3月~5月は、週に1回程度、草花用の液肥を与えるとよいでしょう。

肥料不足になると、葉色や花色が褪せ、花つきも悪くなります。

花がら摘み

咲いた花を放っておくと、次々と花が咲くために株が弱ってしまいます。

また、種ができると養分が取られてしまうために花付きが悪くなってしまいます。

花がらはこまめに摘み取りましょう。

花だけでなく、花茎の付け根から茎ごと切り取るようにします。

パンジー・ビオラの切り戻し時期と方法

ビオラ

切り戻しは基本的に冬と春に行います。

その時期以外でも伸びすぎたら定期的に下の方から数センチを残して切るとよいでしょう。

目安は3分の1から2分の1くらいです。

このときに、新芽を切らないように注意してください。

切り戻した後に追肥をすれば、また花が咲くようになります。

【切り戻しをする理由】
①花数が増える
切り戻し(摘芯)をすることで脇芽を出てきます。

脇芽が出ればツボミが増えるので、たくさんの花が咲くというわけです。

②風通しをよくする
生育に適した温度は4~15℃。

20℃を超えると株が弱り、蒸れて枯れやすくなってしまいます。

切り戻しをすることで風通しがよくなり蒸れるのを防ぐことができます。

冬の切り戻し

冬のパンジー
冬に切り戻しをするのは、脇芽を増やすことが目的。

必ず、脇芽の上で切りましょう。

脇芽のないところで切ると新しい茎が伸びにくいのでツボミが少なくなって花数も増えません。

切る場所が良く分からないという場合、伸びている茎をじっくりと見てみましょう。

節になっているのが分かると思います。

何段か節があって、その中に脇芽の出ている節が見つかるはず。

その脇芽が出ているところから、ちょっと上の部分を切りましょう。

あまり上部で切ってしまうと、そこから茎が伸びるので、また乱れた草姿になってしまうかもしれません。

全体の半分くらいの高さを目安にするとよいでしょう。

春の切り戻し

ビオラ
春になると生育が盛んになります。

ですから「花を1週間楽しんだら、切り戻し」

というように小まめに繰り返すことで、長い期間、花を楽しむことが可能です。

切り戻しを避ける時期

気温が高いときは株が弱っている状態です。

この時期に切り戻しをすると枯れてしまうことがあるので注意しましょう。

6月に入ってから切り戻しするなら翌日の天気が曇りや雨などになる日を選ぶと株が弱りにくいです。

さいごに

パンジーの鉢植え

パンジー・ビオラの特徴、育て方、切り戻しについてまとめました。

一般に開花期間は5月中旬までといわれています。

しかし、涼しい地域では上手に育てれば7月くらいまで咲かせられるそうです。

定期的に切り戻しをして、長く花を楽しみたいですね。

ちなみに、雪が積もらない暖地では晩秋から冬の間は庭が寂しくなってしまいます。

空いた場所にパンジーとビオラを植え付けてみるのもよいかもしれません。

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