ギボウシはシェードガーデンに欠かせないカラーリーフが美しい植物。
大きさでは大型種から小型種まであり、青系、黄色系、斑入り葉など葉色の種類が豊富です。
今回は、大型種・中型種・小型種の大きさ別に人気の定番品種7つと自宅で栽培している品種を紹介します。
種類が豊富なギボウシの魅力
ギボウシは、もともと日本に約20種が自生している植物で古くから観賞用として親しまれてきました。
園芸品種ができたのは江戸時代中期から後期で古典園芸植物のひとつになっています。
違う種同士で雑種を作りやすく変種や栽培品種も非常に多いです。
「日本ぎぼうし協会」が編集。ギボウシ関連の情報を知るのに役立つと思います。
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ギボウシ図鑑
アメリカホスタ協会
ヨーロッパにはシーボルトらによって紹介されました。
その後、アメリカにも広まり人気が出て数多くの園芸品種が作られています。
現在、日本で販売されている品種は海外から逆輸入されたものも多いそうです。
協会といえばアメリカにも「アメリカホスタ協会 The American Hosta Society (AHS)」があります。
毎年、優れた品種に「ホスタ・オブ・ザ・イヤー」が与えられます。
ギボウシの葉色の種類
ギボウシは「青系」「黄色系」「緑」「斑入り」など葉色によって分けることもできます。
緑と黄色の中間色であるライムグリーンが美しい品種や、春から秋へと季節によって葉色が変化する品種もあります。
一般に葉色は均一な緑色ですが部分的に白色や黄色となっている場合があります。
「斑」とは、この違った色の部分のことを指します。
斑の色は、淡い緑、淡い黄色、淡いピンクなど植物によってさまざまです。
白い斑が葉の外側に入るのが、一般的な斑入りです。
中斑は、外側でなく葉の真ん中に白い斑が入ります。
覆輪(ふくりん)は、葉の周囲が違う色になっているもの。
植物の種類によっては、白く縁取りされたものを「白覆輪」、黄色い場合は「黄覆輪」とも呼ばれます。
ギボウシの大型種
葉の大きさが30cm以上のものです。
【サム アンド サブスタンス】
2004年のホスタ・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。
葉の大きさが40cmを超える超大型の品種です。
存在感が抜群で庭にあるとおしゃれな雰囲気が出ます。
生育が早いので大株に育つまでにあまり時間がかかりません。
【寒河江(サガエ)】
2000年のホスタ・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。
山形県寒河江市でみつかったオオバギボウシの変異種です。
葉は大きく波打ち、縁に黄色の斑が入っています。
葉の大きさは30㎝前後。
【リーガル スプレンダー】
2003年のホスタ・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。
葉がすらっと立ち上がり、すっきりとした草姿をしています。
ギボウシの中型種
葉の大きさが20cm前後のものです。
【スジギボウシ】
江戸時代から栽培されてきた園芸品種。
細長く波打った葉に白い斑が入っているのが特徴です。
草丈は50~100cm。
【ジューン】
2001年のホスタ・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。
ブルー系で有名なハルションに斑が入ったタイプです。
特徴は葉色が季節によって変化していくところ。
春はあざやかな黄色で夏に向けて青みが濃くなっていきます。
ギボウシの小型種
葉の大きさが10cm前後のものです。
【文鳥香(ブンチョウコウ)】
江戸時代からある園芸品種(古典園芸品種)です。
濃い緑色の葉の縁に白色の班模様が入ります。
【オトメギボウシ】
葉の大きさは5~10cmで鉢植え向きです。
ギボウシの栽培記録
自宅には、品種名は分かりませんが斑のない緑葉のギボウシが以前から植えられていました。
斑入り葉のギボウシがあると日陰の庭が明るくなるそうですね。
そこで、斑入りの品種2株を購入して植え付けました。
ラベルをなくしてしまったので品種が分からなくなってしまったのが残念です。
この2株、一昨年に地植えしたのですが去年も大きく育たないので小型の品種だと思っていました。
ところが、今年(2008年)は、倍くらいの大きさに生長して驚いています。
大きくなるのに時間がかかるタイプなのでしょうか?
とにかく、よくぞ大きく育ってくれたという感じで見るたびに嬉しくなります。
植物が順調に育っていくのを見るのは楽しいものですね。
何よりほとんど手が掛からないというのが魅力的!
冬になると地上部が枯れてしまうので雪囲いしなくてもいいという点も気に入っています。
さいごに
ギボウシには、黄葉や金葉、青葉、斑入りなどいろいろな葉色があることを最近知りました。
大きさも大型から小型まであるんですね。
そこで、今回は、どんな種類があるのか調べたことをまとめてみました。
違う葉色の品種を組み合わせるなどしてギボウシがメインの庭を作れたら素敵だなと考えています。
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※栽培記録
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