フッキソウ(富貴草)の特徴と育て方【日陰のグランドカバー向き】

フッキソウ

フッキソウ(富貴草)は常緑の葉が美しく庭園の下草として昔から使われている植物です。

日陰でもよく育ちグランドカバーにも向いています。特徴と育て方についてまとめました。

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フッキソウ(富貴草)の特徴

フッキソウ

フッキソウは、ツゲ科の常緑性低木。

原産地:日本~中国北部
別名:キッショウソウ(吉祥草)、キチジソウ(吉事草)
樹高:20cm前後
開花期:4~5月
花色:白

地面を這うように地下茎を伸ばし、そこから茎葉を直立させます。

暑さにも寒さにも強く、草姿の乱れもないので、ほとんど手入れの必要がありません。

緑葉のほか、葉に白い斑が入る品種があります。

斑入りの葉が明るさを感じさせるので暗い日陰の庭にピッタリです。

フッキソウ(富貴草)の育て方

フッキソウの葉

苗の植え付け適期は、3~5月と9~11月。

半日陰から日陰の適度な湿り気のある場所で育てましょう。

日当たりが良い場所でも育ちますが、乾くと生育が止まります。

直射日光に当たると葉が焼けて枯れてしまうので日向には植えないほうがよいでしょう。

土質は特に選びません。

地植えは、水はけが悪いようなら土に腐葉土を混ぜ込んでおきます。

鉢植えは、市販の草花用培養土を使います。

株同士の間隔は20~25cmほどあけてください。

水やり

地植えは、特に必要はありません。

鉢植えは、土の表面が乾き始めたらたっぷりと水を与えます。

肥料

地植えは、特に必要はありません。

鉢植えは、春と秋に緩効性肥料を与えます。

剪定

2~3年に1回を目安に行います。

成長はそれほど早くありません。広がりすぎたときに刈り込む程度でよいでしょう。

高さを低く抑えたいときは春に草丈の高くなった部分を刈り込みます。

植え替え

地植えは、一度植え付けたら植え替えの必要はありません。

鉢植えは、根詰まりして生育の勢いが悪いようなら春か秋に新しい用土で植え直します。4~5年に1回程度でよいでしょう。

増やし方

挿し木や株分けで増やします。

適期は、3~5月と9~11月。

茎は地面を這うように伸びて土と接したところから新しい根が出ます。

根を切り分けて植え付けます。

挿し木は5~7月に10cmほど枝を切り取り、土に挿します。

根が出るまで土が乾燥しないよう水やりをして管理します。

病害虫

特にありません。

さいごに

フッキソウの花

フッキソウ(富貴草)を育ててみたいので特徴と育て方について調べてたことをまとめました。

・日陰でも元気に育つ
・手入れの手間がそれほどかからない
・病害虫の心配もない

ここ数年、短期間で気温が高くなったり低くなったりと寒暖差が激しいのが気になっています。

植物にとってもダメージは大きいに違いありません。

その点、フッキソウは暑さにも寒さにも強いそうですから安定しない気候でも育てやすそうです。

寒冷地に住んでいるので積雪にも耐えられるというのも魅力的。

成長はあまり早くないのでグランドカバーにするなら苗は10個くらいは必要かもしれません。

春になったら、まとめ買いしようかなと思っています。

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