ムクゲ(木槿)の特徴と種類、育て方!剪定時期と方法は?

ムクゲの花

ムクゲは夏から秋にかけて次々に花を咲かせます。

暑さで花が少ない夏を代表する花木のひとつですね。

今回は、ムクゲの特徴と品種、剪定時期など育て方のポイントを紹介します。

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ムクゲ(木槿)の特徴と種類

ムクゲの木

ムクゲは中国原産のアオイ科の落葉低木です。

日本には古い時代に渡来したといわれています。

江戸時代になると多くの品種が作られ、茶花としても親しまれてきました。

別名、ハチス、キハチスとも呼ばれます。

樹高:2~3m
開花期:7~9月
花色:白、赤、ピンク、紫、複色。

一重咲き、八重咲き、半八重咲き、バラ咲きなどたくさんの花の形があります。

花は朝開いて夕方にはしぼむ「一日花」といわれていますが翌日も開花し続ける場合もあるようです。

ひとつひとつの花の寿命は短いですが、次々と咲き続けるので長期間花を楽しめます。

品種

◆日の丸

白い花びらで中心が赤く染まる一重咲きの品種。

◆ピンクデライト

白~薄ピンクの八重咲き品種。

◆紫玉

紫色の花を咲かせる小輪のポンポン咲き品種。

ムクゲ(木槿)の育て方

ムクゲの葉

植え付けの適期は12月から3月です。

日当たりと水はけが良い場所に植え付けましょう。

明るい日陰でも生長しますが花つきは悪くなります。

土壌は特に選びません。

水やり

地植えの場合、特に必要ありません。

鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

夏場は乾かさないように注意しましょう。

肥料

寒肥として12月から1月に油かすなどの有機質肥料を与えます。

開花期間中は緩効性化成肥料を少量与えると花つきがよくなります。

病害虫

ハマキムシ、カミキリムシ、アブラムシが発生します。

見つけ次第、薬剤を散布して駆除します。

病気の被害はほとんどみられません。

増やし方

さし木で増やすことができます。適期は1年に2回。

・3月頃:葉が出る前の枝を使う
・9月下旬から10月:その年に伸びた枝を使う

枝を長さ15cmほどに切り、赤玉土小粒や市販のさし木用土に挿します。

ムクゲ(木槿)の剪定時期と方法

ムクゲの木

剪定の適期は落葉期の11月から3月です。

ムクゲは春に伸びた枝の先にツボミをつけるので春以降に枝を切ると花数が減ります。

遅くても5月までに終わるようにしましょう。

枝を切るのが遅くなると花が咲かなくなります。

方法

放っておいてもある程度はまとまった樹形になります。

混みすぎた枝は付け根から切り取り、株の内側に日が当たるようにします。

弱った枝も取り除きます。

芽吹く力が強いので、どこで切っても失敗することはありません。

刈り込んで形を整えることもできます。

強剪定

樹高を低く抑えたい場合は、株元から1m程度の高さでバッサリと切って下さい。

ただし、強剪定をすると開花時期が遅れることがあります。

さいごに

ムクゲの花

今回は、ムクゲの特徴と品種、剪定時期など育て方のポイントをまとめてみました。

寒さにも強いので寒冷地でも防寒対策をする必要がないところがいいですね。

近所でも庭木として植えているところが多いですし公園でも見かけるお馴染みの樹木です。

害虫がどれくらい発生するのか気になりますが、暖地と寒冷地では頻度に違いがあるのかもしれません。

この点に関しては実際に育ててみないと分かりませんね。

手入れがしやすそうなコンパクトな矮性品種がいいかなと思っています。

※夏を代表する花木のひとつ
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