常緑低木マサキは生垣や庭木に利用されることが多い樹木です。
特徴や主な品種、剪定時期など育て方のポイントを紹介します。
マサキの特徴と品種
マサキ(柾、正木)はニシキギ科の常緑低木、原産地は日本・朝鮮半島・中国です。
樹高は2~5m。
6~7月に緑白色の小さい花が咲き、12~1月に赤い実をつけます。
一年中、葉が青々として美しく、寒さに強いので生垣や庭木などに利用されます。
【主な品種】
・オオバマサキ:葉が大形
・オオゴンマサキ(黄金柾):葉が金色に輝く
・キフクリンマサキ(黄覆輪柾):葉の縁に黄色の斑が入る
マサキの育て方
植え付けの適期は3~4月と9~10月。
有機質に富む水はけのよい土が適しています。
日当たりの良い場所を好みますが、明るい日陰でも十分育ちます。
肥料は、冬に油粕と化成肥料を等分混ぜたものを、1株に2握りほど株元にばらまきます。
病害虫
若葉にうどんこ病が発生することがあります。
また、ユウマダラエダシャクやツノロウムシ、ハマキムシなどの害虫が発生することがあります。
薬剤をまいて予防し、見つけ次第、駆除します。
増やし方
挿し木と種まきができますが挿し木の方が簡単です。
適期は6月上旬~9月上旬で、その年に伸びた若い枝を使います。
枝を15cmくらいの長さに切り、枝の下2/3の葉を落として土に挿します。
マサキの剪定時期と方法
マサキは、刈り込みに強く時期さえ間違わなければ多少短く刈り込んでしまっても枯れることはほとんどありません。
生長が非常に早いので、年に2回ほど刈り込みを行って樹形を整えます。
生け垣の場合、6月に1回目の刈り込みを行い9月から10月に2回目の刈り込みを行います。
注意点として夏~秋は刈り込みや強い剪定は避けてください。
剪定後に出てきた若い芽が強い直射日光で日焼けを起こし枝が枯れてしまうことがあります。
斑入りマサキの栽培記録【2009年1月】
庭木で名前が分からないものがあったのですが雑誌に載っているのをみつけて、ようやく斑入りのマサキと判明しました。
名前が分からないと手入れの仕方も分かりません。
そのため放っておいたのですが、やっとこれで安心して手入れが出来るようになりました。
というわけで、マサキの育て方について調べたことをまとめてみました。
枝がどんどん伸びるので上の方にまで手が届かず伸び放題です。
今、樹高が2mほどでしょうか。
下枝がなく、葉が上の方にばかり茂っていて、見た目が悪い状態。
春になったら思い切って刈り込んでみようと思います。
樹形を変えてみるのもいいかもしれませんね。
気になっていたのは、斑入りのはずなのに、時々斑の入っていない緑葉の枝が出てくること。
調べてみると斑入りの品種でも緑葉が出てくるのは、よくあることのようです。
気にする必要はないということでした。
ただ、そのままにしておくと緑の部分が目立ってきてしまいます。
斑の入っていない枝は早めに切り落としてしまってもかまわないそうです。
春になったら、剪定をして形を整え、や挿し木にもチャレンジしてみたいですね。
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