【冬囲い・雪囲いの種類と方法】縄の結び方(男結び)の動画も紹介!

冬囲い

雪囲いは、雪国、特に豪雪地帯に住んでいると欠かすことができません。

手間がかかりますが庭木を守るためには必要な作業です。

雪囲い・冬囲いの種類と方法、縄の結び方(男結び)の動画、自宅の雪囲いの様子をまとめました。

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冬囲い・雪囲いの種類と方法

「縄巻き」「竹囲い」「藁巻き」「板囲い」「雪吊り」などの種類があります。

雪囲い(繩巻き)

画像出典:https://pucchi.net/hokkaido/snow/


「縄巻き」は、低木で枝が細くて柔軟な樹木に適した方法です。

雪囲い(竹囲い)
「竹囲い」は、3本以上の竹を円錐状に立て、その周りを縄で巻いて固定したものです。

雪囲い
公園など公共の場所にある樹木の場合、見た目もきれいに雪囲いされています。

自宅の場合は庭木を雪から守ることが目的なので、どのような方法を取ってもかまいません。

荒縄や竹、木材、板、ネットなどの材料を使って縛ったり囲ったりします。

庭木の冬囲いに使う縄の結び方(男結び)【動画】


「男結び」は冬囲いする時の縄の結び方で一番よく使われるもの。

右端を左端の下にまわして返した輪に左端を通して結びます。

別名「ツノ結び」又は「イボ結び」とも言われています。

庭木に冬囲い・雪囲いをする理由

雪囲い

・雪の重みから樹木を守る
・寒さから樹木を守る
・冬季の景観を楽しむ

すべての庭木に冬囲いが必要というわけではありません。

それぞれの庭木にあわせて、雪が積もった時に折れると思われる枝や、押しつぶされてしまう低木だけを囲ったりすることもあります。

ちなみに「冬囲い」に似た言葉に「雪囲い」があります。

意味は違うのか気になったので調べてみました。

冬囲い(ふゆがこい)とは、日本において、樹木(主に庭木)を積雪や冷気から保護することを目的に、藁や筵を使って囲んだり、幹を支えたりする作業。
~中略~
「冬囲い」の類義語に「雪囲い」があるが、主に樹木や花木に行うものを「冬囲い」、主に建物などより広範囲に行うものを「雪囲い」という。
出典:wikipedia 冬囲い

雪囲い(ゆきがこい)とは、日本の北海道、東北地方の日本海側、北陸地方のような豪雪地帯で、冬の間、家屋などの建物を囲うこと、またその囲いのこと。雪垣。
出典:wikipedia 雪囲い

・冬囲いは雪から庭木を守るために行う
・雪囲いは雪から家屋を守るために行う

一般的にこのように区別して使われているようです。

ちなみに、青森県では庭木を雪から守るために囲いをすることを雪囲いと言っています。

地元紙でも公園の樹木を囲うことを雪囲いと書いていますし、普段の会話でも雪囲いを使っています。

個人的には「冬囲い」は馴染みがない言葉。

地域によって意味・使い方は違うのでしょう。

さいごに

備忘録として、雪囲い・冬囲いをする理由や縄の結び方などについて調べたことを書きました。

雪囲いは、落葉樹の葉が落ちて、もうすぐ初雪が降る、という時期に始めます。

寒くなってからの作業なので億劫ですね。

冬の間は積雪量が1mを超えることも少なくありません。

低い庭木なら、すっぽりと雪に埋まってしまいます。

雪囲いをしてないと春の雪解け時に枝が引っ張られて折れてしまうことも多いです。

ツボミがついた枝が折れてしまったことが何度もありました。

我が家の昔の雪囲い
1997年頃の自宅の雪囲いの様子(作業したのは私ではありません)。

寒くなってからの雪囲いは重労働。

庭木の数が多くてひとりで雪囲いをするのは大変だったことでしょう。

私も庭仕事を引き継いだばかりのころは慣れない作業に苦労しました。

・1本の紐でぐるぐると巻きつける
・支柱(材木)を3本くらい立てて三角錐の形を作り上部をまとめて結わえる
・支柱の周りをムシロやネットなどで囲む
・スノコを立てかける
など、近所の庭の雪囲いを参考に自己流でやっています。

大きなスノコ型の板を使っていたこともありますが、重いので使うのをやめてしまいました。

現在は、5本くらい支柱をたてて縄でまくようにしています。

庭木の種類によっては、その上に古くなった竹のスダレをまくこともあります。

ホームセンターでは雪囲い用のネットやムシロ、スノコ状の柵などが販売されています。

支柱を結ぶ必要がないので簡単に雪囲いしたいときに便利。

雪囲い作業を簡単に終わらせるために便利な道具を使っていきたいと思っています。

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