チェッカーベリーは冬に可愛らしい赤い実をつける樹木です。
マンリョウやセンリョウよりも実が大きいのが特徴。
一鉢でもインパクトがありますがビオラやハボタンなどと組み合わせても楽しめます。
チェッカーベリーの特徴、育て方、栽培記録をまとめました。
チェッカーベリーの特徴
チェッカーベリーは北アメリカ東北部が原産地、ツツジ科の常緑低木です。
別名、オオミコウジ(大実柑子)、ゴールテリアとも呼ばれます。
樹高:10~20cm
開花期:6~7月
花色:白
実の観賞期:11~3月
実の大きさ:直径1~1.5㎝
・初夏にスズランに似た釣鐘型の花を咲かせる
・秋から冬にかけて赤い実をつける
・葉は寒くなると紅葉する
樹高が低く、こんもりと密に茂るのでグラウンドカバーにもオススメ。
ちなみに、実は食用にはできません。口に入れないように注意してください。
チェッカーベリーの育て方
日当たり、風通し、水はけの良い場所で育てましょう。
ただし、高温多湿や強い日ざしは苦手です。
夏場は直射日光が当たらない半日陰で管理します。
水やり
根が浅いので夏に水切れを起こして枯れることがあります。
鉢植えの場合、土の表面が乾き始めたらたっぷりと水やりしてください。
春と秋は1~2日に1回、夏は1日に1~2回、冬は2~3日に1回が目安。
土の状態を見ながら水やりの回数を調整しましょう。
肥料
花つきをよくするために、4月から5月の成長期に月1回の緩効性肥料を与えます。
秋、涼しくなってきたころにも少量与えておくとよいでしょう。
病害虫
害虫がつきにくく病気にもかかりにくいため、特に対策は必要ありません。
植え付け・植え替え
適期は春と秋。
地植えする場合は事前に腐葉土をよく混ぜて水はけをよくしておきましょう。
鉢植えの場合は3月から5月に植え替えします。
まだ、実がついてたら取り除きましょう。そのままにしておくと花が咲かなくなります。
・鉢から取り出したら根をほぐして古い用土を落とす
・ひと回り大きいサイズの鉢に新しい用土を入れて植え付ける
地下茎を伸ばして増えるので混みすぎるようであれば地下茎を切って株分けをします。
酸性土壌を好むので市販のツツジやブルーベリー用の土を使うとよいでしょう。
増やし方
挿し木と株分けで増やすことができます。
適期は6月頃。
・10cmほどの長さに枝を切る
・水を入れた容器に数時間入れておく(水揚げ)
・用土に枝を挿す
剪定
特に剪定をする必要はありません。
風通しをよくするために混み合っている枝を切る程度です。
この時、できるだけ若い枝を残して、古い枝から切り取っていくとよいでしょう。
夏越し
高温多湿や強い日ざしを嫌います。
風通しが良く、直射日光が当たらない場所に置きましょう。
冬越し
特に冬越しの作業は必要ありません。
寒さに強くマイナス5℃ぐらいまで耐えます。
ただし、霜には当たらないように気をつけましょう。
チェッカーベリーの栽培記録2021~2022
※栽培地域:東北地方北部
スーパーの園芸コーナーでポットに入った苗を購入(3号サイズ/9cm)。
樹高は8cmほど。
一回り大きな鉢(4号鉢/12cm)に植え替え。
今回は、古い土を落とさないで庭土をいれた鉢にそのまま植え替えました。
2022年5月7日。実を取り除いて地植え。
2022年7月18日。葉が茂り小さなツボミがついていました。
2022年8月1日。スズランに似た白い花がポツポツと咲いています。
2022年8月15日。実がついています。
2022年9月10日。鉢上げしました(5号鉢/15cm)。まだ、実の色は白いまま。
2022年10月20日。
購入して1年経ちましたが、思ったほど株は大きくなりませんでした。
大きな赤い実は目立ちますが、1年前より数が少ないのがちょっと残念。
さいごに
チェッカーベリーの特徴と育て方について調べたことをまとめました。
雪が積もる寒冷地では地植えにすると実を観賞することができません。
春から秋までは地植えで放置。
晩秋になったら鉢上げして玄関に飾るというパターンで楽しむのがいいかもしれません。
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