ハナキリン(花麒麟)の特徴と育て方!冬越し方法のポイントは?

ハナキリンの花

ハナキリン(花麒麟)は可愛い花と鋭いトゲが生えた茎が印象的な姿の植物です。

特徴と育て方、冬越し方法について調べたことをまとめました。

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ハナキリンの特徴

ハナキリンのトゲのある茎

ハナキリンはマダガスカル原産、トウダイグサ科の多肉植物です。

草丈:20cm~2m
花色:ピンク、赤、橙色、白、黄色
開花時期:3~10月

花びらに見えるのは苞(ほう)と呼ばれるもの。本当の花は中心にある黄色い部分です。

花は非常に長持ちで2~3週間は楽しむことができます。

開花温度は15℃なので冬でも室内の暖かい場所で管理すれば花を咲かせることは可能です。

斑入りやトゲのない品種もあります。

葉や茎が折れると白い樹液が出てきます。この樹液に触れるとかぶれることがあるので注意しましょう。

トゲは太くて鋭いので素手で触れるとケガをしてしまう可能性もあります。

植え替え、切り戻しをするときはゴム手袋を着用すると安心です。

ハナキリンの育て方

ハナキリンの花

花の咲いた株が鉢植えで出回るので、これを購入して育てます。

日の当たらない場所では花が咲きにくくなることがあります。

日当たりの良い場所に置きましょう。

ただし、夏場は直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。

水やり

乾燥に強く多湿を嫌います。

土の表面が乾いてから2~3日後にたっぷりと与えましょう。

冬は乾燥気味に管理します。水やりは1週間~10日に1回くらいで大丈夫です。

肥料

与える時期は生育期の4~6月と9~10月。

緩効性肥料、あるいは液体肥料を与えます。

肥料はあまり多く必要としません。与え過ぎないように注意しましょう。

植え替え

適期は4~5月。2年に1回が目安です。

市販のサボテン用培養土・多肉用培養土を使い、一回り大きな鉢に植え替えます。

1週間程度は日陰で管理します。

切り戻し

茎が伸びすぎて樹形が乱れたら、適度な長さに切ります。

咲き終わった花のすぐ下あたりをハサミで切ると次の花が咲きやすくなります。

切った枝は挿し木に利用できます。

増やし方

挿し木で増やすことができます。適期は5~7月。

・枝の先端を8cmほどに切る
・白い樹液が出るのでそれを洗い流す
・切り口が乾くまで2~3日間、日陰で乾燥させる
・鹿沼土か赤玉土に挿して明るい日陰で管理
・1ヶ月ほどで発根したら鉢に植え替えする

病害虫

特にありません。

ハナキリンの冬越し方法

ハナキリン

寒さに弱く、霜に当たると枯れてしまいます。

室内に取り込み、日当たりの良い場所に置きましょう。

最低でも5℃、できれば10℃以上を保てると冬もふつうに成長します。

また、休眠させて冬越しする方法では2~3℃くらいまで耐えることができます。

やり方は、秋になったら一切水を与えないようにするだけ。落葉して休眠状態になります。

4月中旬ころから水を与えると成長を始めます。

さいごに

ハナキリンの花

4月上旬に花を咲かせたハナキリンが地元(寒冷地)のテレビ番組で紹介されているのを見ました。

寒さに強い植物かな?と気になって調べてみたというわけです。

でも、寒さに強いどころか、その逆でした。

我が家では冬の夜間は気温が0℃になることも少なくありません。

でも、休眠させれば枯らす心配もなく冬越しできそうです。

「春から秋まで花が次々と咲く」
「花は長持ちで2~4週間楽しめる」
「手間がかからない」というのも魅力です。

できれば、トゲのない品種を選びたいですね。

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