ゴーラムは、別名「宇宙の木」と呼ばれるようにユニークな姿をしている多肉植物です。
今回は、ゴーラムの特徴と育て方のポイント、栽培記録を紹介します。
多肉植物 ゴーラムの特徴
ゴーラムはベンケイソウ科クラッスラ属の「カネノナルキ(金のなる木)」の変種です。
原産地は南アフリカ。
春と秋に生長する「春秋型」のタイプです。
葉の表面はツヤがあります。
葉の形は棒状で、先端が小さな皿のようにへこみ、その周りは赤く縁取られています。
年数が経過すると「金のなる木」のように茎が幹のようになってきます。
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金のなる木の特徴と育て方ポイント
多肉植物 ゴーラムの育て方
生育適温は20~30℃です。
春と秋の生育期は屋外の日当たりと風通しの良い場所で育てます。
梅雨の時期は軒下などに移動させます。
蒸れると葉に黒い点ができるなど病気の原因になるので雨に当てないよう注意してください。
夏場は、直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまいます。
半日陰か明るい日陰に移動させましょう。
遮光するときは、寒冷紗を使うのがおすすめです。
寒さには弱いので11月から3月は室内に取り込んで日当たりの良い場所に置きましょう。
耐寒温度は3~5℃です。
霜に当たると株が傷み、最悪、枯れてしまうこともあります。
5月以降、霜が降りる心配がなくなったら再び屋外で管理します。
水やり
乾燥には非常に強いですが過湿には弱いです。
春から秋は、土が乾いた数日後に水を与えるようにしましょう。
水を与えすぎると根が腐って枯れてしまいます。
葉がシワシワになってから水やりをしても大丈夫です。
冬は寒さで生長しないので水やりは月1回程度にして乾燥気味にします。
肥料
春と秋に少量の固形肥料を与えます。
液体肥料を与える場合は2週間に1回程度与えましょう。
肥料が多いと茎が間延びしてしまいます。与え過ぎには注意してください。
植え替え
適期は春~初夏。2年に1回が目安です。
鉢から株を出したら土を3分の1程度落とします。
一回り大きい鉢に新しい土を入れて植え付け、最後に水をたっぷり与えます。
増やし方
挿し芽、葉ざしで増やすことができます。
適期は、春~初夏。
挿し芽は茎を切り取って用土に挿します。
葉ざしは茎から葉を取り外して、土の上に寝かせておきます。
どちらも根が出るまで水は一切与えません。
病害虫
特にありません。
多肉植物 ゴーラムの栽培記録【2020年】
3月に入り、100均の多肉・観葉植物コーナーも商品が充実してきました。
そこで偶然みつけたのがゴーラムです。
なんともユニークな形の葉に惹かれて買ってしまいました。
生長スピードはゆっくりで、大きくなると草丈は50cm。
しかも、株が充実すれば白やピンクの花を咲かせることもあるのだとか。
冬越しできるか心配ですが…。
まずは、春から秋まで枯らせることなく無事に育てたいと思っています。
夏越し後のようす
撮影日:9月22日
草丈は約11cm。購入した春に比べてひとまわり大きくなったようです。
新芽も出てきました。
時々、水やりをするだけなので手がかからず管理が楽でいいですね。
ただ、にわか雨に当たった時に株元の葉が1枚腐ってしまいました。
「水に濡らさない」というのは案外大事なポイントなのかもしれません。
10月下旬までは屋外で管理する予定。
11月に室内に取り込んでから数日後、葉がシワシワになっていました。
触ってみると柔らかくてブヨブヨした手触りがします。
このまま枯れてしまうかもと心配になりましたが…。
水やりをしたら翌々日には元に戻り、ほっとしました。
1ヶ月以上水やりをしていなかったので、さすがに水不足になっていたようです。
トイレで冬越し
12月に入り夜間は3℃くらいに冷え込むことが増えました。
葉のフチが黒くなっているのは寒さが原因かもしれません。
我が家の場合、無事に冬越しするには次の2つの条件を満たすことが必要。
・夜間も比較的暖かい場所
・飼い猫が手出しできない場所
というわけでトイレで冬越しさせることに決めました。
冬の間は寒さ対策として暖房器具を設置。
10℃あるので寒さに関しては大丈夫です。
壁に飾るので置き場所もとりません。
ただひとつ気になるのは日光不足。どの程度、徒長するかは春まで様子をみないと分かりませんね。