多肉植物センペルビウムの栽培記録【2019年~】

センペルビウム2020春

センペルビウムは葉がロゼット状になる姿がバラの花のように美しい多肉植物です。

寒冷地の冬でも屋外で栽培できるほど寒さに強い品種もあるのが特徴。

2019年秋に購入したセンペルビウムの栽培記録をまとめました。

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センペルビウムの栽培記録

センペルビウム植え替え後
※栽培しているところ:東北地方北部

2019年9月8日、2号(6cm)サイズの鉢に入った苗が到着。

9月27日、ひとまわり大きい3号(9cm)のポリボットに植え替えました。

紅牡丹など大きな苗は5号(15cm)サイズの鉢に植え替え。

子株がたくさんついていた苗は8号(24cm)サイズの鉢に2つ一緒にしました。

鉢底石を入れるのは6号鉢以上。小さい鉢に鉢底石は不要だそうです。

冬越し/2019年12月~2020年2月

12月に屋内に取り込み、廊下に置きました。

暖房がないので寒さが厳しい時期の気温は「3℃」くらい。

紅牡丹
2月20日。ベニボタンの葉先が紅葉しているように見えます。

ミッドナイトローズ
2月20日。ミッドナイトローズは葉色が薄くなり黄緑色に変わっています。

冬場の日光不足の影響かもしれません。寒さによるダメージはなし。

紅葉が始まる/2020年4月上旬

センペルビウム
4月7日。春彼岸以降の冷え込みでベニボタンなど紅葉が進んでいます。

株分け/2020年4月下旬

4月下旬から5月上旬にかけて株分けと植え替えをしました。

センペルビウム フロド
冬越し後のフロド。

センペルビウム フロド
鉢から取り出したところ。親株と子株の大きさは同じくらいで全部で10個。

センペルビウム フロド
親株と子株の植え付け完了。

センペルビウム 赤巻絹
株分けした赤巻絹。

夏越し後/2020年9月

センペルビウム秋の植え替え
センペルビウム秋の植え替え後
夏は休眠・生育停止の時期。

直射日光の当たらない場所に置き、放置状態。

残暑が続いたため日当たりの良い場所に鉢を移動させたのは9月中旬でした。

春の植え替え後、再び、子株がついて増えています。

3号サイズのビニール鉢に植え替えました。

株分け後に枯らす

ベニボタン枯れる
ベニボタン枯れる
9月の株分け後、ベニボタンの親株が枯れてしまいました。

株分けするときに長く伸びた根を1cmほどに切った後、すぐに植え付け。

数日後には葉がブヨブヨしてきました。

ブヨついた葉を取り除きましたが復活ならず。枯れました。

切り口に水気があったのに乾燥させずにそのまま植え付けたのが原因でしょう。

その後、子株も枯れてしまいました。

地植えで冬越し/2021年

ミッドナイトローズ地植え
地植えで冬越しできるか試してみることにしました。

2021年8月下旬ミッドナイトローズを花壇に植え付け。

コウクンカ地植え
2週間後、順調に生育しているのでコウクンカも追加で植え付け。

しかし、その後、2株が枯れてしまいました。ナメクジでしょうか。

コウクンカ枯れる
コウクンカ害虫被害
さらに2週間後(10月中旬)。
根を取り除いたら、ネキリムシらしい虫が出てきました。

というわけで花壇で冬越しするのはミッドナイトローズのみ。

雪に埋もれても夏の直射日光に当たっても元気に育っています。

10cmほどの大きさになりました。

花が咲いて枯れるまで/2023年

4月のミッドナイトローズ
4月3日。冬の間、1m以上の雪の重みで表面がつぶれています。

5月のミッドナイトローズ
5月2日。

6月中旬のミッドナイトローズ
6月13日。左側の株だけ茎が伸びてきました。

6月下旬のミッドナイトローズ
6月21日。

7月上旬のミッドナイトローズ
7月3日。花茎18cmほど。

ツボミの変化/6月22日~8月11日

ミッドナイトローズのツボミ
ミッドナイトローズのツボミ
ミッドナイトローズのツボミ
ミッドナイトローズの花
ミッドナイトローズの花
ミッドナイトローズの花
ミッドナイトローズの花
ミッドナイトローズの花後
ミッドナイトローズの種

花茎が傾くのは日照不足?

朝のミッドナイトローズ
午前8時。太陽は右側。

昼のミッドナイトローズ
午後2時。太陽は真上。

夕方のミッドナイトローズ
午後4時。太陽は左側。

朝は右、夕方は左、というように1日の間に花茎の傾きが変わるのが不思議でした。

ちなみに、サボテンは太陽の光が当たるほうに向かって伸びていく性質があるそうです。

窓辺に置いた鉢植えのサボテンが窓のほうに向かって傾く原因は日照不足だと考えられるとか。

ミッドナイトローズは地植えですが隣にあるシランの葉陰で十分に日光が当たっていないため花茎が傾いていたのかもしれません。

2023年はシルバーカーノルも開花したのですが十分に日光が当たる場所なので花茎はずっと直立したままでした。

花を咲かせた株は枯れる

ミッドナイトローズの株元
ミッドナイトローズの花後
8月11日。
開花中、少しずつ株元の葉が枯れてきます。
咲き終わるころには花茎が倒れてしまいました。

枯れたミッドナイトローズ
8月15日。枯れてカサカサになりました。

さいごに

2022年夏のブロンコ・シルバーカーノル

比較的寒さに強いといわれる赤鬼城の冬越しに失敗。
屋内で防寒対策をしていたのに凍らせてしまったことがありました。

そこで、もっと寒さにセンペルビウムを育ててみることにしました。

枯葉を放っておくとカビが生えるそうなので、こまめに取っていたのですが。

だんだん、面倒になり…。

2年目以降、枯葉を取るのをやめてしまったのですが特に問題ありませんでした。

2022年以降は、植え替えの頻度を減らすため地植えにして放置。

2023年、ミッドナイトローズとシルバーカーノルの2品種がはじめてツボミをつけました。

センペルビウムは花が咲くと枯れてしまうタイプの多肉植物ですが、幸い、ツボミをつけない株が残っています。

苗を購入したときから花が咲くのをみてみたい!
と思っていたので、枯れるまでを観察してみました。

ちなみに、枯らしたくない場合はツボミの段階で花茎を根元から切ってしまうとよいそうです。

【追記】以下、シルバーカーノルの開花。
シルバーカーノル
2023年6月21日。

シルバーカーノル
7月3日。

シルバーカーノル
シルバーカーノルの花
シルバーカーノルの花
7月8日。満開。

シルバーカーノルの花
7月17日。

※購入した品種一覧
多肉植物センペルビウム(センペルビブム)の特徴と育て方

※ベンケイソウ科クラッスラ属の赤鬼城(アカオニジョウ)は花が咲いても枯れないタイプ
多肉植物をきれいに紅葉させる3つのポイント【赤鬼城と火祭りの栽培記録】

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