ジャーマンアイリスは別名「虹の花」と呼ばれるほど豊富な花色と花形をもつ植物です。
今回は、ジャーマンアイリスの花色・花形の種類を紹介します。
ジャーマンアイリスの花色の種類
緑花以外は黒まで揃うといわれるほど花色が豊富。
上下の花弁の色が違う二色咲きの品種もあります。
花色は上花弁(上部の花弁)と下花弁(下部の花弁)の組み合わせで分類します。
以下に、有名な分類内容の一部を紹介します。
◆セルフ
上花弁と下花弁が同じ色の花で、一般的な組み合わせです。
◆バイトーン
上花弁と下花弁が同系色のもの。下花弁が濃い色をしています。
◆リバースバイトーン
上花弁と下花弁が同系色のもの。下花弁が薄い色をしています。
◆ネグレクタ
バイトーンの中で、青紫の濃淡がはっきりした組み合わせ。
◆バイカラー
上花弁と下花弁が別系色の組み合わせ。上花弁の色が濃く、下花弁が薄い色をしています。
◆バイエガタ
上花弁が黄色、下花弁が別色の組み合わせ。
ジャーマンアイリスの花形・ヒゲの種類
【花形】
◆フリル
波状の花弁
◆ラッフル弁
花弁が反転するほど強く波打つ華麗な花形
◆レース
弁端が細かいギザギザで縁取られた気品漂う花弁
【ヒゲ】
◆ホーン(Horn)
ヒゲの先端が角状に突起したもの
◆スプーン(Spoon)
ホーンの先端がさらに伸びて花弁化したスプーン形のもの
◆フラウンス(Flounce)
ホーンの先端が伸びて花弁のようなひだ飾りがあるもの
ジャーマンアイリスの品種
非常に多くの品種があります。
開花期でみると、一般には4月~5月頃に咲きますが、秋や冬に咲く品種もあります。
花の大きさでは、25cmを越す花を咲かす品種から3~4cm程の小さな花を咲かす品種まで。
草丈も高い品種から鉢植えにピッタリのミニサイズの品種もあります。
また、とても香りの良い品種など多種多様といえるでしょう。
品種名よりも、花色の組み合わせなどから好みの種類を探したほうがよいかもしれません。
ジャーマンアイリスの花と香りを楽しもう
今回は、ジャーマンアイリスの花色や花形について調べたことをまとめました。
我が家では上花弁と下花弁が同じ色のジャーマンアイリスを庭植えしています。
花色は紫と水色と黄色の3種。
新たに株を購入するなら上花弁と下花弁の色が違うものを選んでみるのもいいですね。
ただ、色の組み合わせが多いので、あれこれ迷ってしまいそう…。
庭植えするときは花色がゴチャゴチャしないように色の組み合わせを意識するのがポイントだそうです。
豪華な花に目を奪われがちですがジャーマンアイリスは良い香りがするのも魅力です。
切り花として部屋に飾っていると、ふと香りを感じるときがあって癒されます。
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