胡蝶蘭(コチョウラン)の育て方!水やり・置き場所など日常管理のポイントは?

胡蝶蘭

胡蝶蘭(コチョウラン)をお祝いなどでいただいたら、できるだけ長く花を楽しみたいですよね。

置き場所や水やり、温度、湿度など基本の日常管理についてまとめました。

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胡蝶蘭の特徴

胡蝶蘭

胡蝶蘭は、東南アジアを中心とした熱帯~亜熱帯が原産地、ラン科コチョウラン属に属する着生ランの一種です。

※着生(ちゃくせい)とは土ではなく木や岩盤に根を伸ばして育つこと。寄生と異なり、くっついている植物から養分をとることはありません。

開花時期:4~5月頃
花色:白、ピンク、赤、黄色など

花は非常に長もちで、2~3ヶ月間楽しむこともできます。

胡蝶蘭の育て方

胡蝶蘭

一年を通して室内で管理します。

日光がレースのカーテン越しに当たる場所に置きましょう。

直射日光にあたると葉焼けするので注意が必要です。

年間を通して暖かい地域に自生する植物なので急激な気温の変化は株が傷む原因になります。

置き場所の気温は、15度~25度の間になるようにします。

冬は最低10度、夏は最高30度位まで大丈夫です。

乾燥に弱く湿度は最低でも50%くらい、60%から80%が最適な湿度です。

空気が乾燥していたら、葉に霧吹きをして湿度を調整します。

エアコンの風が当たると傷むので温風が直接当たらない場所に置いてください。

水やり

基本的に控えめにします。

根元が乾いていると感じてから3日目くらいに与えるとよいでしょう。

目安は、1週間~10日に1回。1回に与える量は、200~500ミリリットルくらいです。

肥料

もともと栄養の少ない場所に自生している植物です。
肥料を与える必要はありません。

胡蝶蘭の花後の手入れ

胡蝶蘭

花が咲き終わったら、花茎を切ります。

①全ての花が咲き終わってから
②開花中に切り2回目の花を楽しむ

花茎を切るタイミングによって2通りの花の楽しみ方が選べます。

①全ての花が咲き終わってから

花を咲かせることに大きなエネルギーを使います。

花後は株や葉を休ませてあげるのが長く育てるコツ。

花が全て落ちてしまったら、根元から3~5センチの所で花茎を切り、来年の開花に備えます。

②開花中に切り2回目の花を楽しむ

花茎を切ったすぐ側の節から新しい花芽が出る性質があります。

花が残っている間に、茎の節目を下から数えて2節目の上で切ると2回目の花を咲かせることが可能です。

2回目の花が終わったら株元の近くから花茎を切ります。

切った花茎は、花瓶に差して楽しみましょう。

ちなみに、1回目に比べると花数は少なくなります。

株への負担が大きくなるので咲かないこともあります。

さいごに

胡蝶蘭

今回は胡蝶蘭の日常管理について調べたことをまとめました。

お祝いやギフトのイメージが強いですが、選挙のときにも見かけることが多い植物ですね。

そういえば、当選者のうしろにズラリと並んでいる花は決まって胡蝶蘭だったような気がします。

調べてみると、選挙の立候補者に贈る花の定番なのだとか。

主な理由は次のとおり
・花もちが長いので、選挙活動が始まってから選挙の日までの間、楽しむことができる
・花もちが長いので、議員生活が長続きするという縁起担ぎにもなっている
・花言葉は「幸福が飛んでくる」

選挙事務所の様子がテレビに映ったら、どんな花が飾られているのかチェックしてみるのも面白そうです。

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