シロタエギクはシルバーリーフが美しいことから寄せ植えなどに利用されることが多い植物です。
シロタエギクの特徴、切り戻しや挿し木の方法など育て方のポイントを紹介します。
シロタエギクの特徴
シロタエギクは地中海沿岸が原産のキク科の常緑多年草です。
別名、ダスティーミラーとも呼ばれます。
これは英語で「埃まみれの粉屋」という意味で、粉をかぶったように白い草姿に由来しています。
細かい白い毛が株全体に生えているのでシルバーに見えます。
寄せ植えやフラワーアレンジメントのアクセントに利用されることが多い植物です。
背丈は25~50cm、横幅は20~40cmくらい。
6~7月には、小さな黄色い花を咲かせます。
寒さにも強く丈夫な植物なので初心者でも問題なく育てられます。
花を切り戻したり古い葉を取り除いたり手入れをすれば数年美しい葉を楽しめます。
よく似た植物にシルバーレース、セントーレアがあります。
混同されがちですが別属の植物です。
シロタエギクの育て方
日当たりと水はけのよい場所を好みます。
高温多湿時に株元が蒸れやすいので、風通しのよい場所で育てます。
半日陰や湿った場所でも育たないことはありませんが徒長したり葉色が悪くなることがあります。
水やり
鉢植えの場合、水やりは土が乾いたら与えましょう。
過湿を嫌い、水はけが悪いと夏場は根腐れすることがあります。
地植えの場合は、特に水やりの必要はありません。
肥料
緩効性肥料を春秋に与えます。
ただし、肥料が多いとどんどん成長するので控えめの方がよいでしょう。
寄せ植えに利用するときは、一緒に植え付けた植物に合わせて肥料を与えてもかまいません。
シロタエギクの切り戻し時期と方法
株は間伸びしやすい性質があります。
伸びすぎたら切り戻して草姿を整えるようにしましょう。
また、花が咲くと草姿が乱れるうえ株が弱るので夏越ししにくくなります。
ツボミが見えたら早めに、その下の節で切り戻します。
新芽ほど葉色が美しいので、こまめに切り戻しをしましょう。
シロタエギクの挿し木のやり方
シロタエギクは長く育てていると茎が木質化してきます。
葉色も悪くなるので、定期的に挿し木で株を更新していくとよいでしょう。
適期は4月~6月、9月~10月です。
挿し木の方法は簡単です。
まず、茎の先端を7~8cmの長さに切り取ります。
次に、下葉を取り除きます。
挿し木用の土に挿せば完了。
根が出るまでの目安は約1ヶ月です。
その間、明るい日陰に置いて水を切らさないように管理します。
シロタエギクの栽培記録
シロタエギクはホームセンターでもお馴染みの植物ですね。
春に苗を購入して地植えで育てています。
花は咲きませんでしたが他の草花の緑とシルバーリーフの対比が美しく楽しんでいます。
寒さには強く耐寒温度は-10℃程度だそうです。
寒冷地に住んでいますが特に防寒対策をしなくても冬越しできそうですね。
ただ、雪に埋もれてつぶれてしまうことが気になります。
囲いをしたほうがよいのかな?と考えています。