ルピナスは秋に種をまき翌年の春に花を咲かせる植物です。
開花時期になっても花が咲かない場合、どんな原因が考えられるのでしょうか?
ルピナスの花が咲かない原因と対策、花後の管理ポイントを紹介します。
ルピナスの花が咲かない原因と対策
ルピナスは、秋に種をまき、翌年または翌々年の春に花を楽しむ植物です。
春から初夏の開花時期になっても花が咲かない場合、次のようなことが原因として考えられます。
種まき時期の遅れ
種まきが遅れて小さな苗のままだと冬の低温で花芽をつくることができません。
遅れた場合は翌々年の開花になります。
翌年に花を咲かせるためには適期に種まきをしましょう。
温暖な地域では、種まきの時期は秋です。寒冷地では初夏のころまでには種まきをします。
株が充実していない
株が大きく育っていないと花が咲かないことがあります。
もう一年育てて株を充実させましょう。
根が傷んでいる
ルピナスは移植を嫌う植物(直根性)です。
植え付けしたときに根が傷んでしまうと花が咲かないことがあります。
宿根性のルピナスならば来年は花が期待できるかもしれません。
直根性についてはこちらの記事に書いています。
↓ ↓ ↓
ルピナスの種まき時期と方法!発芽率を上げるポイントは?
日光不足
日当たりが悪いと花が咲きにくいです。
日当たりのよいところで管理して肥料も与えましょう。
ルピナスの花後の管理
花が咲き終わったら花茎を付け根の部分で切り取りましょう。
脇から芽が伸びて二番花を楽しむことができます。
葉は、自然に枯れるまで残しておきます。
枯れた花をそのままにしておくと株の養分が種を作るほうに回るため弱ってしまいます。
種を収穫しないのであれば花後の花茎は早めに切ったほうがよいです。
ルピナスの夏越し・冬越しは?
夏の暑さに弱い植物です。
25℃で生育が止まり、30℃以上になるとそのまま枯れてしまうといわれています。
そのため、温暖地では夏には枯れる一年草として扱われます。
夏涼しく、水はけのよい環境であれば夏越しは可能です。
耐寒性は強いので、寒冷地では、夏越し・冬越しできる宿根草として扱われています。
ルピナスの栽培記録【開花】
5月下旬、ルピナスの花が咲き始めました。
去年6月に種をまき、秋に地植えしたものです。開花まで、およそ一年かがりでした。
同じ場所に植えても、株の大きさに差が出ているのが不思議ですね。
ちなみに植える場所がなくて鉢植えにしたものが一番小さいです。
地植えして花が咲いているのと比べると大きさは約半分ほど。
環境に違いがあるとは思えないのですが大きさに差が出た原因は何なんでしょうね?
今のところ、2株、こじんまりと咲いていますが、来年はもっと大きくなってくれるかな?と楽しみにしています。
ターシャ・テューダーさんとルピナス
先日、テレビをつけたら、偶然にもターシャ・テューダーさんの番組が放送されていました。
慌てて新聞の番組欄を確認したら、すでに40分も経過。
もったいないことをしました。
「電話を発明したことで有名なグラハム・ベルは、ルピナスの種をいつもポケットに入れていて、行く先々で種を蒔いたので、ルピナスの花がアメリカ中に広まった」
とターシャさんが話していたことを知ったのがルピナスに興味をもったきっかけでした。
ルピナスの花はアメリカではポピュラーなんでしょうか。
ターシャさんの庭でルピナスが咲いている場所は本当に広々としたところ。
スケールの大きさを感じてしまいます。
我が家のルピナスの花が咲いている風景とは、全く違いますね~。
ネットでルピナスについて調べていたら、面白そうな本を見つけました。
ルピナスの種をまき続け、村をルピナスの花でいっぱいにした女性のお話だそうです。
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