ワレモコウ(吾亦紅)の特徴と育て方!ドライフラワー作りのポイントは?

ワレモコウの花

ワレモコウ(吾亦紅)は山野などに自生している野草です。

切り花としても人気があるので、花屋さんで見かけるほうが方が多いかもしれませんね。

今回は、ワレモコウの育て方とドライフラワー作りのポイントを紹介します。

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ワレモコウの特徴

ワレモコウ

ワレモコウはバラ科の多年草で、日本をはじめ、中国やシベリア、ヨーロッパに自生しています。

秋の花というイメージが強いですが、7月から10月まで長く花を楽しむことができます。

開花期には、2mm弱の小さい花が茎の先端に密集してつき1~2cmほどの短い穂になります。

一般に、小花を穂状につける植物の多くは下から先端に向かって咲く事が多いです。

ところが、ワレモコウは先端から下に向かって咲き進んでいくところが少し変わっています。

こういう咲き方を「有限花序」と呼ぶのだそうです。

地植えして自然な雰囲気の庭作りに使われたり、切り花や茶花に使われることも多いです。

中秋の名月にススキと一緒に飾られることもありますね。

名前の由来は諸説あって「吾亦紅」「割木瓜」「吾木瓜」などいろいろな漢字が当てられます。

山野に自生している植物なので基本的に丈夫です。

暑さ・寒さに強く初心者でも育てやすいでしょう。

ワレモコウの育て方

ワレモコウ

日当たり、風通し、水はけが良いところで育てます。

土質は特に選びません。鉢植えでは市販の草花用培養土を使います。

水やり

鉢植えの場合は土の表面が乾いたら十分に与えます。

地植えの場合は基本的に必要ありません。

肥料

鉢植えの場合は春から夏にかけて草花用の肥料を与えます。

多く与えると枝葉ばかり茂りすぎるので少な目にしましょう。

地植えの場合は必要ありません。

病気

高温多湿な状態が続くと、うどんこ病になりやすいので気をつけましょう。

植え替え・株分け

適した時期は2~3月です。

鉢植えの場合は毎年行いましょう。

地植えの場合は3~5年に1回を目安に行います。

細かい根を半分ぐらいの長さに切って整理して植えつけます。

株が大きくなっていたら同時に株分けも行いましょう。

ワレモコウのドライフラワーの作り方

ワレモコウのドライフラワーは、吊るすだけで簡単に作れます。

使うのは、100均で購入した麻紐と木製クリップだけ。

茎を麻紐で束ねたらクリップで挟んで吊るせばOK!

飾りながら、ドライフラワーが作れてしまいます。

失敗しないポイント

以前、ドライフラワーを作ったことがあります。

その時は、花穂がポロポロ落ちてしまい上手く作ることが出来ませんでした。

調べてみたら、ドライフラワーにするなら満開前に摘むことが大切だということが分かりました。

花は摘んだ後も少しずつ成長を続けるのだそうです。

ですから、満開の手前で摘むと乾燥した頃にちょうど満開の状態となり花穂が落ちないそうです。

同じようにススキの穂も花穂が出る前に乾燥させるとキレイにできるそうです。

今年は、ドライフラワーに再チャレンジしてみようかと思います。

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