タンポポの花弁(花びら)は何枚あるかご存じですか?
子供向け新聞の記事でタンポポの花びらについて書かれていたことが興味深かったので備忘録として書いておきます。
タンポポの花びら、枚数は何枚?
一般に、タンポポの「花」といっている部分。
実は、花びらに見える部分のひとつひとつが花です。
専門用語でいうと花びらのように見える部分は舌状花(ぜつじょうか)というのだそうです。
それぞれに「花びら・おしべ・めしべ・がく・子房」があります。
タンポポの花をひとつずつ取り出してみると、花びらのように見える部分の根元には、毛のようなものがたくさんついています。
その先にある白い小さな膨らみがタネになるところです。
そして、肝心の花びらが何枚あるかということですが。
タンポポの花弁(花びら)は5枚。
本当なの?とビックリしますよね。
細長い花を虫眼鏡で見ると、5枚の花びらがくっついているのがわかるそうです。
ちなみに、小さな花の数は約100~200個あるということです。
タンポポの開花の仕組み
タンポポは、1日中、花が開いているように見えませんか?
実は、夜や雨の日は花を閉じているそうです。
明るくなると再び花びらを開き、暗くなると、また、花びらを閉じてしまいます。
日光が当たると外側から花が開いて、中心の半分ぐらい開き、夕方、花を閉じます。
翌日、外側から花が開いて中心まで、全部の花が咲き、夕方、花を閉じます。
3日目には花は咲きません。
庭がタンポポの綿毛だらけ!
タンポポの花のつくりや開花の仕組みを調べていたら学校の理科の授業を思い出しました。
小学生くらいの子供がいたら自慢できたかな、などと思ってしまいます。
春を告げてくれる黄色いタンポポの花は好きですが、花壇がタンポポだらけになるのは困りもの。
というわけで数年前に庭からタンポポを追放してしまいました。
道ばたで花が咲いているのを見ると、なんだか新鮮な気持ちがしますね。
5月に入ってから、近所の空き地にタンポポの群生ができて、一面、黄色の花を咲かせていました。
キレイな眺めではあったんですが…。
たくさんのタンポポが綿毛となって、我が家の庭に飛んでくるようになりました。
強い風が吹いた後には、団子状態となった綿毛が庭のあちこちに…。
タンポポは100~200個の小さな花の集まり、ということは同じ数のタネができるということですよね。
これが、すべて芽を出したらと思うと、考えただけでも恐ろしい…。
草取りしているときに見つけた綿毛は取り除いていましたが、きりがありません。
芽を出したら、その時に取ってしまえばよいか、とあまり神経質にならないことにしました。