スズラン(鈴蘭)の特徴と育て方!植え替え時期と方法は?

スズランの花

スズランは春になると小さな鈴に似た形の白い花を咲かせる植物です。

人はもちろん犬や猫にも危険な有毒植物であることをご存じですか?

今回は、スズランの特徴と種類、植え替え時期など育て方のポイント、毒性について紹介します。

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スズランの特徴

スズラン

スズランはユリ(キジカクシ)科の多年草。本州中部以北、東北、北海道に自生しています。

北海道を代表する花としても有名ですね。

別名、キミカゲソウ(君影草)とも呼ばれます。

開花期:5~6月
草丈:15~20cm

名前のとおり鈴の形に似た白い花をひとつの花茎に10個ほどつけます。

花は葉の高さよりも低い位置で咲くため目立ちません。

スズランの実

花後には緑色の丸い実ができ熟すと赤くなります。

スズランの赤い実

冬になると葉が枯れて地下茎の状態で休眠します。

似た花を咲かせる植物にスノーフレークがあります。

主な品種

日本原産のスズランはやや育てにくいため流通は多くありません。

園芸店で販売されているもののほとんどがヨーロッパ原産のドイツスズランです。

◆ドイツスズラン

花と葉が同じぐらいの高さで咲き、花も大きいのでスズランに比べよく目立ちます。香りも強い

日本原産種に比べると葉が大きくて色が濃いです。

また、花も大きめで香りが強いことも特徴です。

◆ピンクドイツスズラン

花色がピンクのドイツスズラン。

咲き始めの頃にピンクが濃く徐々に白に戻っていきます。

◆斑入りドイツスズラン

ドイツスズランの斑入り品種。

スズランの育て方

スズランの花

スズランの苗は、地植えでも鉢植えでも育てることができます。

植え付けに適した時期は4~5月上旬と10~12月上旬です。

スズランのツボミ

日陰を好む植物ですが日当たりが悪いと花つきが悪くなります。

午前中は日が当たるような半日陰で育てるとよいでしょう。

地植えする場合は、庭木の根元などが適しています。

鉢植えの場合、日当たりの良い戸外に置きます。

ただし、夏場は直射日光が当たらない木陰などに移動させます。

水やり

地植えの場合、特に必要ありません。

鉢植えの場合、土が乾いたらたっぷりと与えます。

強い乾燥には弱いので夏場は乾かしすぎないよう注意が必要です。

水枯れをおこすと葉が早く枯れてしまい、来年に花を咲かすための花芽ができにくくなります。

肥料

花が終わってから1ヶ月間程度、化成肥料を与えます。

あまりたくさんの肥料は必要としない植物なので量は控えめにします。

増やし方

株分けで増やすことができます。

植え替えをするときに同時に行います。

病害虫

特にありません。

スズランの植え替え時期と方法

スズラン

植え替えの適期は10月下旬~11月。

地植えなら3~5年、鉢植えなら1~2年に1回が目安です。

株が混みあってくるので株分けも一緒に行います。

地下茎にできる芽には葉芽(葉や茎となる芽)と花芽(花になる芽)があります。

11月頃には花芽が膨らみはじめ葉芽との違いが分かるようになります。

この花芽が必ず入るように株分けをするのがポイントです。

植えつける場合は芽の先端が少しでるように浅めに植えつけます。

地植えは増殖に注意

スズランは地下茎が横に這い、地上に茎を伸ばして増えていきます。

環境が適している場所に地植えしている場合、何年も放置していると恐ろしいくらい増えて雑草化することもあるようです。

定期的に堀り上げて植え替えしたほうがよいかもしれません。

スズランの花が咲かない!原因と対策は?

スズランは有毒植物

スズランの花

スズランの毒性は、強心剤にも使われる強心配糖体のコンバラトキシンなどで、全体に有毒物質を含んでいますが、特に花や根に多く含まれています。

摂取すると、嘔吐、頭痛、めまい、心不全、血圧低下、心臓麻痺などの症状を起こし、死に至ることもあります。

北海道などに自生するギョウジャニンニクとスズランは外見が似ているため、誤って摂取して中毒を起こす例があります。

スズランを活けた水を飲んでも中毒を起こすことがあり、誤飲して死亡した例が報告されています。

引用:https://weathernews.jp/s/topics/201904/200135/

調べてみると、花粉が食べ物に落ちてしまっただけでも毒性を発揮するようです。

食卓にスズランを飾るのは避けたほうがいいですね。

ちなみに、犬や猫にとってもスズランは毒なのでペットを飼っている方は気をつけてください。

葉を食べたり、体についた花粉をなめるという可能性もあります。

さいごに

スズラン

今回は、スズランの特徴と種類、植え替え時期など育て方のポイント、毒性について調べたことをまとめました。

日本原産だとばかり思っていたのですがヨーロッパ原産だというのは今回はじめて知りました。

以前、地植えで育てたことがあります。

寒冷地に住んでいますが丈夫で手間がかからず放っておいても花を咲かせてくれるところがいいですね。

ちなみに、スズランに毒があると初めて知ったのは萩尾望都さんの漫画。

作品名は忘れましたが「スズランには毒があるのよ…」と女の子が言う場面です。

ドラマや推理小説、漫画などに毒のある植物が出てくる場面はたくさんあります。

漱石の「それから」の中にもスズランは出てくるそうです。

「トリカブト」「ジキタリス」も毒がある植物として有名です。

毒のある植物って意外と身近にあるものです。万が一のことが起こったら一大事。

どんな植物が危険なのか知っておきたいものですね。

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