インパチェンスの特徴と基本の育て方!切り戻し時期と方法は?

インパチェンス

インパチェンスは春から秋にかけて長い期間花を咲かせてくれる植物です。

北向きのベランダなど日当たりの悪い場所でも育つのが嬉しいですね。

特徴と基本の育て方をまとめました。

スポンサーリンク

インパチェンスの特徴

インパチェンス

インパチェンスは、熱帯アフリカ原産のツリフネソウ科の植物です。

もともと多年草ですが寒さに弱く霜が降りる頃には枯れてしまいます。

そのため、一年草として扱うのが一般的です。

別名、アフリカホウセンカとも呼ばれます。

草丈:15~40cm
開花期:5月~11月上旬
花色:白・赤・ピンク・オレンジなど

花の咲き方には、一重、半八重、八重咲きがあり、バラ咲きは特に人気が高い品種です。

生育が早く、ドーム状に盛り上がって株いっぱいに花を咲かせる姿はとても豪華。

寄せ植えやハンギングにも利用されます。

インパチェンスの育て方

インパチェンス

タネから育てられますが、苗を購入して育てた方が簡単ですし早く花が楽しめます。

春と秋は日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。

ただし、夏は半日陰になる場所へ移動させます。

水やり

鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぶりと与えます。

地植えの場合は特に必要ありません。

肥料

5月~7月中旬と9月下旬~10月に与えます。

月に1度を目安に緩効性化成肥料を株の周囲にまきましょう。

次々と花を咲かせている間は、10日に1回を目安に液肥も与えるとよいでしょう。

花がら摘み

咲き終わった花を早めに摘み取ると次から次に花がつき長く咲き続けくれます。

そのままにしておくとタネをつけようとして株が疲れてしまい花数が少なくなります。

病害虫

多湿になると灰色かび病が発生することがあります。

枯れた葉や咲き終わった花はこまめに取り除きましょう。

風通しがよくなるように茂りすぎた茎葉を切るのも予防に役立ちます。

害虫は、アブラムシ、ハダニなどが発生することがあります。

増やし方

インパチェンス

挿し芽で増やすことができます。

挿し芽には花がついていない茎を使います。切り戻しした枝を利用してもよいでしょう。

根が出てくるまでの日数は約10~14日です。

・茎は先端から5~6cmくらいの長さに切る
・下の葉を取り除いておく
・30分くらい水あげする
・鹿沼土か赤玉土に挿す

根が出やすい植物なので切り戻した茎を直接花壇に挿しても根付くことがあります。

また、新芽を水につけておいても根が出ます。

インパチェンスの切り戻し時期と方法

インパチェンス

本格的な暑さがやってくる前の7月ころが適期。

切り戻しはひととおり花が咲き終わったころが目安ですがインパチェンスは夏でも花を咲かせます。

花が終わるのを待っているといつまでたっても切り戻しができず草姿はどんどん乱れてしまいます。

できるだけ花が少ないタイミングを狙って切り戻しをしましょう。

ツボミがたくさん付いていると可哀想で切ることができないということもありますね。

でも、無理に咲かせるよりも一度切り戻して株を休ませてあげましょう。

花がいったん休みますが秋に返り咲きがはじまり11月ごろまでたくさんの花が楽しめます。

切り戻し方法

草丈の1/3~1/2ぐらいの位置を目安にします。

それぞれの節にわき芽があることを確認して葉を残して切っていきます。

わき芽がわからないときは、だいたいの高さで切っても大丈夫。

その場合は、わき芽が伸びてきたときに枝の整理をするとよいでしょう。

切り戻しをした後は液体肥料を与えます。

さいごに

インパチェンス

今回は、インパチェンスの特徴と基本の育て方について調べたことをまとめました。

暑さにも負けず花を咲かせてくれるインパチェンスは夏花壇にピッタリ。

秋にたくさんの花を咲かせるには夏になる前に切り戻しをするのがポイントです。

関連記事
春花壇に何を植える?初心者にも育てやすい花を紹介!

タイトルとURLをコピーしました