シャクヤク(芍薬)の花が咲かない原因は?翌年に花を咲かせる方法!

シャクヤクのツボミ

何年も育てているシャクヤクに花が咲かないと心配になってしまいますね。

我が家では地植えと鉢植えで育てているシャクヤクの花が咲きません。

花が咲かない原因と翌年に咲かせる方法について調べたことをまとめました。

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シャクヤクの花が咲かない原因と対策

シャクヤクの葉

シャクヤクの花が咲かないのは、肥料不足・夏場の乾燥・日光不足が主な原因として考えられます。

当てはまるものがないか確認してみましょう。

肥料不足

シャクヤクの新芽
肥料を好む植物です。不足すると花が咲きにくくなります。

与える時期は年に3回。
・2月~3月(生育期前/芽出し肥)
・開花後(お礼肥え)
・9月下旬~10月

緩効性化成肥料を1握りずつ株の周囲に円状にあげてください。

夏場の乾燥

乾燥に弱いため、水切れしないように気を付けます。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、たっぷりと与えます。

地植えの場合は、特に必要ありません。

ただし、夏場に乾燥が続いたら朝か夕方にたっぷりと与えます。

乾きすぎを防ぐため根元にバークチップなどを敷くのもよいでしょう。

日光不足

日当たりの良い場所で育てましょう。

半日陰でも育ちますが日当たりの悪い場所では花つきが悪くなります。

植え替え・株分けを適期に行わなかった

シャクヤクの若葉
適期は植え付けと同じ9~10月。

その時期以外に行うと、生育が悪くなって十分に根が張れず翌年花が咲かないことがあります。

地植えの場合は5年に1回、鉢植えの場合は3年に1回が目安。

7~8本以上の株立ちになっている場合は株分けも一緒に行います。

【株分けの手順】
・根をできるだけ切らないように掘り上げる
・翌年伸びる赤い芽が見えるので芽を3芽以上つけて1株になるように分ける
・芽に2~3cm土がかぶるくらいの深さに植え付ける

ツボミが付いたのに咲かない場合は病害虫が原因

シャクヤク
・ツボミは付くが開かないで終わる
・ツボミが大きくならず枯れてしまう

このような場合は病気や害虫が原因の可能性があります。

病気

ツボミに灰色かび病がつくと咲かずに終わってしまいます。

芽が出るころから数回、定期的に薬剤を散布して予防しておきましょう。

害虫

アブラムシは茎につくので気づきやすいです。

しかし、ヨウトウムシ、ネコブセンチュウ、コウモリガの幼虫などは根に発生しやすいので分かりません。

肥料不足、乾燥、日光不足の対策をしても咲かない場合、株を掘り起こして確認してみましょう。

シャクヤク栽培の主な作業

シャクヤクの新芽

摘蕾(てきらい)

シャクヤクは1本の茎に1つの花を咲かせるのが一般的。

脇についたツボミは早めに摘み取りましょう。

そのままにしておくとすべてのツボミに栄養を行き渡らせる必要があり小さな花しか咲きません。

しかも、咲かないものもでてきます。

摘蕾をすることで先端のツボミに栄養が集中して大きな花を咲かせることができます。

花がら摘み

咲き終わったら早めに花首のところから切り落としましょう。

放っておくと種を作るのに栄養がとられてしまい株が疲れてしまいます。

刈り取り

秋に葉や茎が枯れたら地上部を刈り取ります。

夏越し・冬越し

暑さが苦手で夏場に弱ることもあります。

鉢植えの場合は、夏は風通しがよく西日の当たらない半日陰で管理します。

地植えで西日が当たる場合は寒冷紗(かんれいしゃ)などで日よけをします。

寒さには強いので防寒対策は特に必要ありません。

鉢植えは屋外の寒風が当たらない場所に置きましょう。

シャクヤクの栽培記録

栽培しているところ:東北地方
シャクヤク

私が庭の手入れを担当する前からシャクヤクが庭に植えられていました。

植え付けしてから6年以上は経っているのではないでしょうか。

ここ数年、葉ばかり茂って花が咲きません。

株元に繁茂するドクダミを駆除するために掘りあげることにしました。

根が張って掘るのは大変だろうと思っていたら、案外簡単に終了。

根は太かったのですが腐っていた部分がありました。

株分けして植えられそうな状態のものは1個だけ。

鉢に植えましたが、来年の花は期待できそうにありません。

まずは、枯らさないで株を大きくすることが目標です。

さいごに

シャクヤクの花

今回はシャクヤクの花が咲かない原因と対策について調べたことをまとめました。

どうやら、自宅のシャクヤクに花が咲かないのは肥料不足が一番の原因のようです。

肥料食いといわれるほど肥料を必要とする植物だとは知りませんでした。

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