アジサイ(紫陽花)の育て方|鉢植えの冬越しに適した場所は?

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アジサイは梅雨の季節を象徴する植物ですね。

最近は、母の日ギフトの定番にもなっています。プレゼントされたアジサイの鉢植えを育てている人も多いのではないでしょうか。

今回は、アジサイの冬越しのコツや基本的な育て方について紹介します。

アジサイとは|特徴

ユキノシタ科(アジサイ科)の落葉低木です。

数多くの品種があり、ガクアジサイ、ヤマアジサイ、アジサイ、タマアジサイ、コアジサイ、西洋アジサイなどに分類されます。

アジサイは一見すると小さな花が密生して半球形の花を形成しているように見えます。

ところが青やピンクの色がついているのは花を守るガクという部分。花は中心にある小さな点だそうですよ。

アジサイの花色は土の酸度によって異なるということは、意外とよく知られていることだと思います。

簡単にいえば、土壌が酸性だと青色が強く、アルカリ性だと赤色が強くなるという性質があります。

アジサイの生産農家さんは品種固有の色を判断して、その色をよりきれいに発色させるために土や肥料を調整しているそうです。

全国各地にアジサイ寺と呼ばれる名所があり、神奈川県の明月院・千葉県の本土寺・奈良県の矢田寺などは特に有名です。

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アジサイ(紫陽花)の育て方

日当たり、あるいは、1日のうち半日だけ日が当たるような半日陰の場所で育てます。

少しくらいの日陰で枯れることはないのでシェードガーデンにも適しています。

用土は、庭木が育つ土なら問題はありません。

植え付けの適期は、2~3月と11~12月です。植える穴を大きめに掘って堆肥や腐葉土をすきこんで高めに植えつけます。

湿り気のある場所を好むので、鉢植えの場合は夏場は水切れさせないように注意しましょう。

肥料は、お礼肥といって花が終わった後と12~2月頃の寒肥、年に2回与えます。

アジサイは、株分けと挿し木で増やすことができます。

株分けは2月中旬~3月と11~12月頃にします。

挿し木は、6~7月上旬に今年生の枝を2節(6~8cmくらい)、切り取って土にさします。

湿度の保てるところなら、直接、土にさしてもよいです。また、プランターでも日陰にしてやれば充分つきます。

最初から肥料は加えないこと、根がでる1ヶ月ぐらいは日陰にして乾かさないように水やりを充分にすることがポイントです。

特に注意する病虫害はありませんが、ハダニがつくこともあります。

アジサイの花が咲かない理由

理由のひとつとして剪定が考えられます。

今年伸びた枝には翌年には花がつかないという特徴があります。初心者には見分けがつけにくいのですが、今年伸びた枝の下に位置する、去年伸びた枝の付け根に花芽をつけます。

なので、今年伸びた枝に2年越しで花が咲くということになります。

花が咲き終わった後、しばらくしてから枝が伸びすぎたからと剪定すると花芽まで一緒に切ってしまうことに。そして翌年は花が咲かないと嘆くことになるのです。

ちなみに、株全体を小柄にしたい時や形を変えたい時には花を1年あきらめて3~4月ころ強く剪定するという手もあります。

アジサイには今年伸びた枝に花芽をつけるタイプの品種もあります。剪定で失敗したくないという人は、そういう品種を育てるのもよいかもしれませんね。

アナベルという品種は、春先に前年枝を強く剪定しても大丈夫なので管理が簡単。寒さにも強いので冬越しも楽です。

初めて育てるアジサイとしてオススメの品種といえるでしょう。

アジサイの冬越し方法・防寒対策

アジサイは、秋から冬へと季節が進み気温が下がると紅葉が始まり、やがて落葉。冬の間は枝だけになります。

春に順調に芽吹かせるためには、葉が落ちた後に凍らない程度の低温に充分当てる必要があります。

鉢植えの場合、冬の間は軒下など霜や雪を避けられるところに置き、凍らない程度の低温で管理をします。日光は当たらなくても大丈夫です。

水やりは鉢の表面が乾いてきた時にたっぷりと与えます。

室内へ取り込む場合は、エアコンの温風が直接当たらない場所に置くように注意しましょう。

地植えの場合、雪が積もらず乾燥する地域では防風ネットなどで寒風を防ぐ対策をします。

アジサイを育ててみた感想

庭植えしていますが、丈夫で手を掛ける必要がありません。

肥料も与えず、水やりもせず、放っておいても毎年花を咲かせてくれます。病害虫に悩まされたこともありません。

寒冷地で冬は雪に埋もれてしまいますが防寒対策をしなくても冬越しできています。

初心者にはとても育てやすい植物です。

ただひとつ、デメリットに思っているのは、どんどん大きくなる植物だということでしょうか。

アジサイの花は茎の先につきます。剪定をしないで伸ばしていくと、花の位置が目線より高いところになってしまうのですよね。

大きくなりすぎて困るので、数年に一度、バッサリと剪定することもあります。

ここで失敗談をひとつ。鉢植えのアジサイは地植えと同じように屋外で冬越しさせていました。

ところが、鉢を置いた場所に囲いをするのを忘れて枯らしてしまった経験が…。

雪が積もらない場所ということにばかり気を取られ、寒風対策を忘れていたのでした。冬越し作業での、うっかりミスには気を付けたいものですね。

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