西洋シャクナゲを育てていると花が咲く年とほとんど咲かない年があったりツボミがついたのに茶色に変わって咲かなかったりすることがあります。
この記事では、花が咲かない原因と対策を紹介します。
西洋シャクナゲの花が咲かない原因
花が咲かない原因として考えられることには次のようなものがあります。
花がら摘みをしていない
花がらを残したままにしておくと種を作るために栄養分を取られてしまい新しい枝を伸ばす栄養分が足りなくなります。
その結果、花芽がつきにくくなり花が咲かない原因となります。
病気が発生
褐斑病花腐菌核病など感染しやすい病気がいくつかあります。
害虫がついている
ツボミができたのに大きくならず、そのまま茶色に変色してしまう場合は害虫がついていると考えられます。
肥料不足
肥料が足りないと花芽が作られません。
根詰まり
鉢植えの場合、定期的に植え替えを行なわないと根詰まりを起こしてしまいます。
隔年開花
前年に花を咲かせすぎるとエネルギーの使いすぎで翌年の花が少なくなることがあります。
これは隔年開花という性質です。シャクナゲのほか、ツツジ、ハナミズキなども同じです。
西洋シャクナゲの花を翌年咲かせるには
翌年、花を咲かせるには花がら摘みや植え替えなど花後の管理が大切です。
花がら摘み
花が咲き終わったら、すぐに花茎の基部から花がらを摘み取ります。
芽かき
西洋シャクナゲは枝数が少ないので剪定ではなく芽かきにより樹形を整えます。
伸び始めた芽を柔らかいうちにかき取ると、そこから複数のわき芽が伸びてきます。
適期は4月中旬から7月中旬、新芽が出る前です。
植え替え
鉢植えは、1~2年に1回、一回り大きい鉢に植え替えます。
植え替え適期は、3~5月と9~10月です。
花が咲いている時に植え替えをすると枯れてしまうことがあります。開花中に植え替えはしません。
肥料
花後に、お礼肥として緩効性肥料を与えます。
摘蕾(てきらい)
花数が多すぎると株の疲労の原因になります。
毎年同じように花を咲かせたい場合はツボミを摘み取って、ほどよく咲かせましょう。
最後に
鉢植えで育てているときに、数年間、まったく花が咲かなかったことがあります。
どうしたらよいのか分からず、鉢植えから地植えにしたのですが上手く育てることができませんでした。
今回、調べてみて、肥料が不足していたことと根詰まりが大きな原因だったのかなと思っています。
西洋シャクナゲは品種改良が進み育てやすい品種も増えているそうです。
花色もバリエーション豊富なので自分好みの西洋シャクナゲをみつけて育ててみたいですね。