ギボウシの花が咲き終わった後、花茎はそのままにしておいてもよいのでしょうか?
開花後の管理ポイントを紹介します。
ギボウシの花後の処理
ギボウシの花は朝に咲くと夜にはしぼんでしまう1日花です。
ツボミがいっせいに咲くわけでなく、下から上へと順番に花を咲かせていきます。
花がすべて咲き終わった花茎は、そのまま放置しておいても問題はありません。
ただ、放っておくと種が出来ます。
基本的に、種を取って増やすつもりがないのであれば、種を作らせない方が株は弱りません。
葉を楽しむのがメインの植物なので、私は花が終わったら花茎の元から切るようにしています。
とても丈夫な植物なので花後に花茎を切るか切らないかは、あまり神経質になる必要はないと思います。
ギボウシの花をキレイに咲かせるコツは?
ちなみに、我が家の場合、庭に植えているギボウシはツボミが虫に食べられてしまうことが多いです。
害虫予防のために、春先に薬剤を株元に散布するのですが、最後までキレイに咲き続けることはほとんどありません。
そんな訳で、葉を楽しむ植物と割り切って今まで花を楽しむということはなかったのです。
2013年、地植えしていた一株を鉢植えにしてみたところ、はじめて虫に食べられることもなく花が咲きました。
ギボウシの花の美しさを改めて知った次第です。
薄紫色でやさしい感じがする花ですね。
ギボウシの花を最後までキレイに咲かせることはできないのかな…とあきらめていただけに嬉しい出来事でした。
7月も下旬に入り、庭に植えてあるギボウシの花も次々と咲き始めました。
栽培記録
ギボウシの栽培記録【2009年5月 株分け】
ギボウシの栽培記録【2013年6月 ブルー系と黄色系のギボウシ購入】
ギボウシ栽培記録(ブルー系・黄色系・斑入り)【2014年5月上旬】
ギボウシにつく害虫の種類と対策【2014年5月下旬の栽培記録】
ギボウシの黄色葉の品種と特徴、栽培記録【2015年】
ギボウシの花後に種ができた場合【採取から種まきまで】
2020年、花後に茎を切らずに放っておいたところ、種ができているのを見つけました。
咲き終わると早々に茎を切り取ってしまうことが多いので実際に種をみるのは初めてです。
とはいえ、花茎10本ほどで種を付けたのは1本だけ。
自然の状態では種を付けにくい植物なのでしょうか。
ギボウシは株分けすれば簡単に増やせます。
なので、わざわざ、種から育てようとは思っていませんでした。
種から育てると親とは違う葉色になるらしいので試してみるのも面白そうです。
種の採取
10~11月にサヤが茶色くなり先端が開き始めた頃が種を採る適期です。
放っておくと種が落ちてしまいます。
完全に開ききってしまう前に採取しましょう。
低温処理
種を湿らせた川砂やバーミキュライトに混ぜて低温の環境におくと発芽がそろうそうです。
期間は約1ヶ月。冷蔵庫の野菜室に入れておくとよいでしょう。
種まき
適期は2~3月。
赤玉土や鹿沼土を入れたポットへ種をまき、水をかけます。
土が乾かないように管理すると1ヶ月ほどで芽が出ます。
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