ガーベラの特徴と育て方【花が咲かない原因は?】

ガーベラ

ガーベラはまっすぐ伸びた茎の先端に一輪の花を咲かせる姿が印象的な植物です。

特徴と育て方、花が咲かない原因について調べたことをまとめました。

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ガーベラの花が咲かない原因

ガーベラの花

花が咲かない主な原因は日照不足や肥料不足などが考えられます。

日照不足

日当たりが悪いと、葉ばかりが茂って花があまり咲かなくなります。

また、葉の茂りすぎが原因になっていることもあります。

ガーベラは茎の付け根から新しい葉や花芽が出てきます。

しかし、葉が茂りすぎると日光がよく当たらず花芽が出ないことがあるのです。

古い葉や余分な葉を取り除き花芽がつく中心部分に日光が当たるようにしましょう。

肥料不足

肥料が不足すると花が咲きにくくなります。

開花時期は2週間に1度ほど液体肥料を追肥として与えましょう。

窒素分の多い肥料を与えると葉が茂りすぎて花つきが悪くなるので注意しましょう。

花がらを摘みとっていない

咲き終わった花を残しておくとタネが出来て花が咲かなくなってしまいます。

暑すぎる

開花時期は春から秋ですが、暑さの厳しい夏は花数が減ったり咲かないことがあります。

ガーベラの特徴

ガーベラの切り花

ガーベラは南アフリカ原産、キク科の多年草です。

草丈:10~80cm
開花期:4月~6月、9月~11月
花色:赤、ピンク、白、黄、緑、オレンジ、復色など
咲き方:一重咲き、八重咲き、カール咲き、スパイダー咲き
耐寒性・耐暑性:強い

花屋さんでお馴染み、切り花の定番というイメージがありますが庭や鉢植えで育てて咲かせることができます。

耐暑性・耐寒性がより強いガーデンガーベラという品種もあります。

ガーベラの育て方

ガーベラの苗

日当たりと風通し、水はけの良い環境を好みます。

春と秋は、半日以上は日の当たる場所で育てましょう。

ただし、真夏は直射日光を避けて明るい日陰で管理します。

植え付け

春や秋に出回る苗を購入して植え付けます。

ポットから苗を出すときは根を傷めないように根についた土を崩さずに植え付けます。

根がよく伸びるので鉢が小さいと根詰まりを起こしやすいです。

鉢植えの場合は、大きめの鉢に植え付けましょう。

地植えの場合は、苗の間隔を30~40cmぐらい開けて浅植えにします。

水やり

地植えの場合は、特に必要ありません。

鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

秋から冬へと気温が下がってきたら水やりを控えめにしていきます。

肥料

鉢植えは液体肥料を2週間に1回、地植えは緩効性肥料を月に1回ほど与えます。

適期は春と秋。

花がら摘み・枯れ葉とり

開花時期が長く、次々と花を咲かせます。

咲き終わった花は茎ごと根元から抜き取ると新しい花が咲きやすくなります。

葉が茂りすぎると風通しが悪くなり、病害虫が発生しやすくなります。

枯れた葉、黄色く変色した葉、傷んでいる葉、重なり合っている葉は取り除きましょう。

病害虫

主な病気:うどんこ病、灰色かび病、白絹病
主な害虫:アブラムシ類、ハダニ類、コナジラミ類

夏越し・冬越し

ガーベラ
高温多湿が苦手です。

夏の強すぎる直射日光に当たると枯れてしまうこともあります。

日よけや覆いをつくる、鉢を日陰の風通しの良い場所に移動させるなどの方法で直射日光を避けましょう。

冬のガーベラ
冬になって、0℃を下回ると茎や葉は枯れますが、根は土の中で育っています。

地植えの場合、寒冷地でなければ屋外での冬越しは可能です。

ただし、霜には弱く、強い北風が当たる場所は苦手。

「むしろ」などをかぶせて防寒対策をしてあげましょう。

寒冷地では根を掘り上げて鉢植えにし室内で管理します。

さいごに

ピンクのガーベラの花

ガーベラの特徴と育て方、花が咲かない原因について調べたことをまとめました。

切り花は葉を取り除いた姿で販売されているので草姿が創造できない、ちょっと不思議な植物でした。

鉢植えのガーベラ
葉はロゼット状で株元に固まってつくのだそうです。タンポポみたいな姿ですね。

ただ長い花茎を伸ばすため、花だけが目立つというわけです。

寒冷地では育てるのは無理?と思い込んでいましたが寒さに強い品種を選べば大丈夫かもしれません。

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