シモツケは春から夏にかけて花を咲かせる樹木です。
特徴と育て方について調べたことをまとめました。
シモツケ(下野)の特徴
シモツケは、日本・中国・朝鮮半島が原産地のバラ科の落葉低木。
日本では北海道~九州にかけての山地に自生しています。
春に芽吹き、夏に花が咲き、秋には紅葉と長い期間楽しむことができます。
樹高:0.5~1m
開花期:5月中旬~8月
花色:赤、白、ピンク
・強健な性質
・暑さや寒さに強い
・大きくなり過ぎない
銅色や黄色など葉色が美しい品種もありカラーリーフとしても楽しめます。
また、草丈が低い品種は、寄せ植えやグランドカバーにも使えます。
主な品種には、シロバナシモツケ、ゲンペイシモツケ、ゴールドフレームなどがあります。
どちらもバラ科ですが、コデマリとは花の咲き方が違います。
また、シモツケソウは低木ではなく多年草というところが違います。
シモツケ(下野)の育て方
日当たりと水はけの良い場所で育てます。
半日蔭でも育ちますが、花付きは悪くなります。
暑さにも寒さにも強いので屋外で冬越しできます。
水やり
鉢植えの場合、鉢土が乾いたら与えます。
地植えの場合は、必要ありません。
肥料
鉢植えの場合、新芽が伸び出す4月に緩効性化成肥料を与えます。
地植えの場合は、必要ありません。
病害虫
病気は、ほとんどありません。
害虫は、アブラムシやカイガラムシが発生することがあります。
植え替え
適期は、11~12月と2~4月。
鉢植えは毎年、植え替えと株分けが必要です。
シモツケ(下野)の剪定時期と方法
樹形は株立ち。
基本的に剪定をしなくても自然に形が整います。
毎年切る必要はありません。
ただ、枝や葉が混みあってくると風通しが悪くなり病気や害虫が発生しやすくなります。
2~3年に1回を目安に古い枝を根元から切り取って枝の更新をするとよいでしょう。
シモツケは「新枝咲き」といって、春に新しく伸びた枝先に花芽を付けます。
そのため、花後の7月頃から翌年の3月頃までの間なら、いつ剪定しても大丈夫です。
花芽を落としてしまう心配はありません。
さいごに
シモツケの特徴と育て方について書きました。
日本に自生しているだけあって丈夫で育てやすいのが魅力。
カラーリーフが楽しめたりグラントカバーにもなるというのもいいですね。
春に伸びた枝に花を咲かせるので剪定したら花が咲かないという失敗をする可能性も低そうです。
初心者でも育てやすい樹木といえるでしょう。
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