イカリソウ(碇草)の育て方!代表的な種類と花言葉は?

イカリソウ

イカリソウ(碇草)はイカリのような形の花を咲かせる植物です。

日本でも自生し春を代表する山野草のひとつとして古くから茶花や鉢花として親しまれてきました。

イカリソウの代表的な種類と育て方を紹介します。

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イカリソウ(碇草)の特徴と種類

イカリソウ(碇草)

イカリソウはメギ科の多年草です。

中国東北部・南ヨーロッパ・北アフリカ・黒海周辺・朝鮮などに広く分布しています。

日本にも自生していて東北南部より南の森林に分布しています。

草丈:30~50cm。
開花期:4~5月。
花色:赤紫・白・黄・ピンクなど。

イカリソウは漢字で「碇草」や「錨草」と書きます。

英名は、Fairy Wings(妖精の翼)、Bishop’s Hat(司教の帽子)。

名前の通り、イカリの形をした花を咲かせます。

このイカリのようにみえるカールした部分は距(きょ)と呼ばれています。

株が大きくなってくるとボリューム感があり花が咲いていない期間でも楽しめるのが魅力。

グランドカバーとして利用されることもあります。

暑さ・寒さに強く日陰でもOK。

とても丈夫なので初心者でも育てやすい植物です。

花言葉:君を離さない、旅立ち

主な種類・品種

イカリソウの仲間の多くに距はありますが、距が小さく目立たない品種や距がない品種もあります。

◆バイカイカリソウ

花はイカリソウ独特の形ではありません。

バイカ(梅花)のようなシンプルな形の花を4~5月に咲かせます。

一般的なイカリソウと比べて一回り小さくまとまる品種です。

◆羽衣の舞

ピンク色で中輪タイプの人気品種。
冬は落葉します。

◆キバナイカリソウ
花色は白に近い薄黄色のものから黄色みの強いものまであります。

◆トキワイカリソウ
常緑性で冬でも葉が枯れません。

イカリソウ(碇草)の育て方

イカリソウ(碇草)

春は日当たりが良い場所、初夏以降は木漏れ日の当たるような場所が適しています。

地植えするなら落葉樹の株元が理想的です。

根の成長が早く、すぐに大きく広がるので植え込むスペースは広めに確保しておくとよいでしょう。

花が終わったら花茎ごと切り取ります。

山野草として小鉢に植えることが多いです。

鉢植えの場合は、春と秋は明るい半日陰に、夏は風通しのよい日陰で管理します。

冬は寒風、霜を避け日陰で休眠させます。

株分けやタネで増やすことができます。

病害虫は、ほとんど発生しません。

イカリソウ

水やり

春から秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

休眠期の冬は土の表面が乾いたら多湿にならない程度に与えます。

肥料

植えつけ時に元肥として緩効性化成肥料を与え、花後と秋に追肥します。

植え替え

生育旺盛で根詰まりしやすいです。

鉢植えの植え替えは2年に1回、庭植えの場合でも3~4年に1回は行なったほうがよいでしょう。

植え替えに適した時期は5~6月と9月中旬~10月中旬です。

さいごに

イカリソウ

イカリソウは日本に自生しているくらいなので丈夫で育てやすい植物です。

比較的、手入れが簡単で病害虫の心配がないところも嬉しいですね。

地植えにすると水やりの心配も植え替えの必要もなく放置状態で大丈夫だそうです。

イカリソウを栽培して、ユニークな形の花を楽しみましょう。

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