カーネーションの育て方!夏越し・冬越しのポイントと来年も花を咲かせる方法は?

カーネーション

カーネーションは母の日ギフトの定番ですね。

プレゼントされたカーネーションの鉢植えが元気がなくなって枯れそうになってしまったことはありませんか?

カーネーションの育て方・毎日の手入れ方法、夏越し・冬越し方法を紹介します。

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カーネーションの特徴

赤いカーネーションの花

ナデシコ科の多年草で、南ヨーロッパ・西アジアが原産地です。

別名、オランダセキチク・ジャコウナデシコ・クローブピンクとも呼ばれます。

草丈:10~30cm。
開花期:4~6月。四季咲き性は秋(9~10月)にも花が咲きます。
花色:赤、白、ピンク、黄、紫、オレンジなど。

◆花言葉
色が違えば花言葉の意味も違ってきます。

赤・ピンク:「母への愛」「感謝」「温かい心」
白:「尊敬」
紫色:「気品」
黄色:「友情」

品種

多くの園芸品種がありますが系統的には3種類に分けられます。

・1茎に1輪の花を咲かせる「スタンダードカーネーション」
・枝分かれをして複数の花が咲く「スプレーカーネーション」
・鉢植えタイプ「ポットカーネーション」

カーネーションの育て方

カーネーション

地植えでも鉢植えでも育てられます。

ただ、高温多湿は苦手なので雨を避けられる鉢植えのほうが育てやすいです。

鉢植えは、日当たりと風通しが良く雨などが直接かからないところに置きましょう。

ただし、高温多湿に弱いので夏は直射日光を避けて風通しの良い半日陰の場所に移動してください。

水やり

土が乾いたら、たっぷりと与えます。

花やツボミは水に弱いので、株元に直接、水をかけるようにします。

肥料

肥料は、液体肥料を1週間に1回与えるか、緩効性の化学肥料を1ヶ月に1回程度与えます。

病害虫

花後は花がらを摘み取りましょう。

そのままにしていると、灰色カビ病が発生する恐れがあります。

灰色カビ病とは別名ボトリチス病とも呼ばれ湿度の高い梅雨時期に多く発生します。

花びらに褐色の斑点ができたり葉や茎にカビが生え最終的に枯れてしまいます。

また、アブラムシは新芽や葉の裏にくっつき株を弱らせてしまいます。

春から秋にかけて発生するので見つけ次第、早急に駆除することが大切です。

増やし方

挿し芽で増やすことができます。

適期は、梅雨時と秋(9~10月)です。

新しく出てきたわき芽を切り、2~3時間水あげをしてから土に挿します。

20日位で発根するので鉢に植え付けましょう。

カーネーションの夏越し・冬越しのポイント

プランター植えのカーネーション

25℃以上になると花つきが悪くなるので夏の時期は咲きやむのが一般的です。

また、30℃を超すと生育にも悪影響を及ぼしてしまう恐れがあるので夏の手入れは重要なポイントとなります。

夏場は室内にとりこんでおくか、半日陰で風通しがいい場所へと移動させておきましょう。

生育が弱っている時期なので肥料は与えません。

【冬越し方法】

室内であれば日当たりのよい温かな場所に、ベランダであれば寒風と雨を避けられる場所に置きましょう。

夏と同じように、冬も肥料を与える必要はありません。

カーネーションの鉢植えが枯れる原因

カーネーションの花

プレゼントされた鉢植えを枯らしてしまったことはありませんか?

考えられる原因には次のようなことがあります。

【ラッピングをはずさないで飾る】

カーネーションは多湿が苦手な植物です。
ラッピングをしたままだと、鉢植えが蒸れてしまい、最悪、枯れてしまいます。

【根詰まり】

お店で販売されている時点で、既に根が鉢全体に回って窮屈になっている(根詰まり)可能性があります。

そのままにしているとカビやすくなり株が傷んでしまいます。

【咲き終わった花をそのままにしている】

咲いていた花がしぼんできたら摘み取りましょう。

そのままにしていると病気が発生する原因になります。

また、カーネーションはツボミはたくさん出来るのですが、出来たツボミが必ずしも咲くとは限りません。

中がカラのツボミがたくさん出来る性質があります。

外から押してみて中がカラのツボミは切り取っておきましょう。

カーネーションを来年咲かせるための切り戻しと植え替え

カーネーションの花

鉢植えを長く楽しむには、切り戻し・植え替えが必要となります。

花が、一通り咲き終わったら「切り戻し」をしましょう。

具体的には、1/3ほどの高さになるように茎を切ります。

この時に、鉢が小さいようであれば植え替えをしましょう。

鉢から抜いたら、そのまま、ひとまわり大きな鉢に移し周りに新しい培養土を足しておきます。

1週間に1回を目安に液肥を与えましょう。

秋に、花がもう一度咲く場合があります。

さいごに

母の日カーネーション

今回は、母の日にもらったカーネーションを育てる方法を紹介しました。

最近は、切り花でなく鉢植えのカーネーションを贈るという人が増えているそうです。

でも、プレゼントされた鉢植えのカーネーションが枯れてしまいそうになると困ってしまいますね。

カーネーションは花がら摘みなど、毎日のちょっとした手入れで長く楽しむことができます。

・夏は涼しい場所に移動させる
・花が咲き終ったら切り戻しや植え替えをする
・冬は暖かい場所におく

このようなことを意識して手入れをして来年も花を楽しみましょう。

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