ツツジの花を来年も咲かせるには剪定時期がポイントです。
また、大きくなりすぎたツツジを小さくするにも剪定作業が欠かせません。
今回は、来年も花を咲かせるための剪定時期と方法、ツツジを剪定して小さくするコツを紹介します。
ツツジの剪定時期と方法
地域にもよりますが多くの場合ツツジが開花するのは4月~5月頃です。
花が終わりかけのころに新芽が出て、夏ごろに伸びた新芽の先に翌年花となる芽(花芽)ができます。
ツツジは花が終わってから翌年の花芽ができるまでの期間が短いです。
そのために剪定は早めの時期がポイント!
目安としては花が終わってから1ヶ月くらいの間に行うようにしましょう。
できれば1~2週間以内に終わらせてしまうのがよいです。
剪定時期が遅すぎると…。
せっかくついた花芽を切り落とすことになってしまいます。
そうなると、来年の花はほとんど期待できません。
ツツジの花が咲かない理由として、一番多いのは剪定時期が原因だそうですよ。
剪定方法
剪定は一回り小さくなるように切るのがコツです。
まず、全体をザックリと切っていきましょう。
ひととおり剪定できたら、次に内側の枝を取り除いていきます。
枯れ枝や絡みあった枝は根元から切り取りましょう。
不要な枝を切り落とすことで風通しがよくなり病害虫の予防にもなります。
最後に樹形を整えて完了です。
ツツジを小さくする強剪定の時期と方法
ツツジなど刈り込んで大きさを維持する植木は、基本的に前年度の位置まで刈り込まないと大きさは維持できません。
刈り込み前と刈り込み後では、その差は10センチくらいはあるかもしれません。
そんなに刈り込んで大丈夫?と心配になるかもしれませんね。
しかし、前年度の位置までというとそれくらいにはなるようです。
ツツジを小さくする刈り込み剪定
ツツジの植え込みは手入れをしないと、どんどん大きくなってしまいます。
大きくなりすぎたツツジを小さくするには強めの刈り込み剪定をします。
ただし、ツツジの強剪定をしてもよいのは1年のうち花後すぐの時期だけなので注意してください。
樹勢が弱い品種の場合は、数年かけ徐々に小さくしたほうが無難かもしれません。
始めて刈り込み剪定をする場合は、切りすぎる事にためらいがあって、どうしても手加減しがちです。
しかし、そうやって刈り込みを手加減していては、大きさを維持することはできません。
思い切って必要な深さまで刈り込みましょう。
適期に行えば、しばらくするときれいに生えそろいます。
ツツジの剪定後は掃除も忘れずに
我が家では地植えのツツジがたくさんあるので、毎年、剪定時期は大忙しです。
剪定時期が遅くなって花芽を切ってしまったことが何度もありました。
そんな訳で、今回、改めて自分で行うツツジの剪定時期と方法について調べたことをまとめてみました。
ところで、意外と忘れがちなのが剪定が終わった後の掃除です。
落ち葉なども取り除きながら刈りカスや内側にあって刈り込めなかった花がらも取り除かないといけません。
枯葉や刈りカスを放置すると病害虫の温床となったり内側からの芽吹きを妨げてしまいます。
剪定よりも後片付けや掃除のほうに時間をとられることも多いです。
ツツジの剪定をするときは時間に余裕をもって作業をしたいですね。
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