蚊連草(蚊嫌草)は虫除け効果があるといわれる植物です。
蚊連草の特徴と育て方、虫除け効果がある置き場所について調べたことをまとめました。
蚊連草(蚊嫌草)の特徴
別名、蚊嫌草・蚊取り草・蚊遣り草などとも呼ばれます。
いかにも虫除け効果がありそうな名前ばかりですね。
蚊連草はハーブゼラニウムとも呼ばれるようにゼラニウムの仲間です。
バラに似た香りをもつローズゼラニウムと柑橘系の香りのシトロネラ草を交配してつくられました。
虫が寄り付きにくいのは蚊連草の「シトロネラール」という香りによるものです。
シトロネラールは蚊に対する忌避効果を持っています。
さらに、蚊の二酸化炭素察知能力を低下させる効果があるといわれています。
蚊は人間が発する二酸化炭素に反応して刺してくるといわれています。
ですから、二酸化炭素察知能力が鈍くなれば人を刺しにくくなるというわけですね。
蚊連草(蚊嫌草)の育て方
日当たりの良い場所で育てましょう。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料を与えるのは、夏場を除いた春から秋にかけての期間です。
2~3週間に一度、化成肥料を与えます。
寒さには強くありません。冬は霜や雪の当たらないところに置きましょう。
寒冷地では室内に取り込む必要があります。
虫除け効果をアップさせるには
蚊よけ効果を期待するなら香りを強く出すのがポイント。
適度に剪定を繰り返し新芽がたくさん出るようにしましょう。
新芽から香りが出てきますし育っていく過程でも強く香りがでてきます。
また、葉の枚数が多ければ多いほど香りも強くなります。
剪定した枝を利用して挿し木で増やすことができます。
蚊連草にも蚊はとまる?
血を吸うのは産卵前の雌の蚊のみです。
人を探す炭酸ガスを察知する能力が鈍り刺しにくくなります。
蚊をまったく寄せ付けないわけではありません。
蚊連草の蚊よけ効果がある置き場所は?
窓辺
窓から侵入してくる蚊を防ぎます
玄関
玄関のドアは開け閉めをする回数が多いので蚊が入ってきやすい場所です。
玄関の近くに植え付けましょう。
ベランダ
洗濯物を干す時に蚊にくわれるということも多いです。
プランターや植木鉢に植えた蚊連草を置いておけば洗濯物に蚊がついて家の中に進入するのも防げます。
庭
やぶ蚊に刺されるという方は花壇に植えるとよいでしょう。
さいごに
蚊連草は市販の虫除け剤は使いたくないという人に人気がある植物です。
観賞用として花や香りも楽しめるのは魅力ですね。
ホームセンターなどで「蚊が寄ってこない」というキャッチフレーズで販売されていることが多いです。
ただ、自然の虫除け成分なので効き目は比較的穏やかだとか。
市販の虫よけ剤と併用するとよいのかもしれません。