スズラン(鈴蘭)の育て方

スズラン

スズランは地植えでも鉢植えでも育てられる丈夫な植物です。

小さな鈴をつけたような姿はとても可愛らしいですね。

基本的な育て方と気を付けたいスズランの毒について紹介します。

スズラン(鈴蘭)とは|特徴

ユリ科の多年草で、本州中部以北、東北、北海道の高地に自生しています。

北海道を代表する花としても有名ですね。

開花期は5~6月。名前のとおり、鈴の形に似た可愛い白い花をひとつの花茎に10個ほどつけます。

花色は白が普通ですが、八重咲き、桃色花、斑入り葉などの品種もあります。

別名、君影草(きみかげそう)とも呼ばれます。

花言葉:幸福が訪れる、純潔、純粋。

ちなみに、園芸店などで販売されているものの多くは欧州原産のドイツスズランです。

ドイツスズランは香りが強く、丈夫で育てやすい、日本原産種に比べて花が大きめで葉の色が濃いなどの特徴があります。

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スズラン(鈴蘭)の育て方

日陰を好む植物ですが、日当たりが悪いと花つきが悪くなります。

午前中は日が当たるような半日陰で育てるとよいでしょう。

地植えする場合は、庭木の根元などが適しています。

鉢植えの場合、夏場は直射日光が当たらない木陰などに移動させます。

水やりは鉢土が乾いたらたっぷりと与えます。夏場の乾燥には気をつけましょう。

水枯れをおこすと葉が早く枯れてしまい、来年に花を咲かすための花芽ができにくくなります。

地植えの場合は夏場の乾燥に気をつければ、それ以外の季節の水やりは必要ありません。

肥料は、花が咲いている間は必要ありません。

花が終わってから1ヶ月間程度、液体肥料を中心に週に1回のペースで、お礼肥えを与えます。

スズランは地下茎で増えていきます。地下茎が横に這い、地上に茎を伸ばしていくのです。

地植えの場合、3年くらいすると混み合ってくるので堀り上げて植え替えするとよいでしょう。

植え替えの適期は10月下旬~11月です。

スズランの地下茎にできる芽には葉芽(葉や茎となる芽)と花芽(花になる芽)があり、この頃には花芽が膨らみはじめ葉芽との違いが分かるようになります。

この花芽が必ず入るように株分けをします。植えつける場合は芽の頭が少しでるように浅めに植えつけます。

スズランの危険な毒について

スズランは全草に有毒物質を含んでいます。

特に花や根に多く含まれ、摂取した場合は中毒症状を起こし重症の場合は死に至ります。

花粉が食べ物に落ちてしまっただけでも毒性を発揮するので食卓に飾るのは避けましょう。

スズランを活けた水を誤飲して死亡した例もあります。

ドラマや小説・漫画に出てくる有毒植物

推理小説や漫画などに毒のある植物が出てくる場面は結構多いです。

スズランに毒があると初めて知ったのは萩尾望都さんの漫画で「スズランには毒があるのよ…」と女の子が言う場面でなんですが、漱石の「それから」の中にもスズランは出てきますね。

毒がある植物で有名といえば「トリカブト」「ジキタリス」などもあります。

2012年4月から放送されているTBSドラマ日曜劇場「ATARU」(アタル)」の第2話では「ジキタリス」が毒草として登場していました。

毒のある植物って意外と身近にあるものです。

小さいお子さんやペットがいるご家庭では特に気を付けましょう。

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